ソフトバンク鬼門ゾゾで今季初星 デスパイネがV2ラン

西日本スポーツ

延長10回無死二塁、勝ち越し2ランを放ち、得意のポーズで声援に応えるデスパイネ 拡大

延長10回無死二塁、勝ち越し2ランを放ち、得意のポーズで声援に応えるデスパイネ

決勝2ランを放つデスパイネ 延長10回、2ランを放ったデスパイネを迎える工藤監督 ホークス今季ロッテ戦成績

 ◆ソフトバンク6-3ロッテ(24日・ZOZOマリンスタジアム)

 アルフレド・デスパイネ外野手(32)の2本のアーチで福岡ソフトバンクがZOZOマリンスタジアムで今季初勝利を挙げた。1点リードの3回に2ランでリードを広げると、終盤に追い付かれて突入した延長10回に豪快な13号2ラン。5月は自己最多に並ぶ月間10発と絶好調だ。グラシアルも来日初の4安打とキューバコンビが鬼門で大暴れし、チームの連敗も「2」で止めた。

■延長10回に3点

 重苦しすぎるムードを、豪快な一発で吹き飛ばした。同点の延長10回。無死二塁で、デスパイネが益田の投じた3球目の甘め直球を振り抜いた。勢いよく飛び出した打球はバックスクリーンに直撃。直前の9回に守護神の森が一発を浴び、試合を振り出しに戻されていた中で頼れる助っ人が値千金の一発でチームに大きな1勝をもたらした。

 「(直前に)グラシアルが二塁打を打って自分もコンパクトに何とかランナーをかえすことを考えた。手応えはそんなによくなかったんだけど、バックスクリーンまで飛んだよ」

 手応えがないはずはないほど強烈な一撃だったが、珍しくそんなジョークも飛び出すほど喜んだ価値ある一発だった。今季の対ロッテは試合前まで2勝7敗。これ以上、分を悪くしては優勝へ向けての大きな足かせになることを、チームの誰もが理解していた。そんな中、デスパイネは1点リードの3回に12号2ラン。援護をもらったエース千賀も8回2失点の好投を見せたが、1点リードの9回に守護神の森が清田にまさかの同点ソロを食らった。

 仮に逆転負け、延長12回ドローで終了していたとしても、ロッテへの苦手意識がさらに強まっていたことは間違いない。それだけに工藤監督は「打った瞬間でしたね。追いつかれて、そこから闘志を燃やして3点取ってくれた。チームにとって大きい」と、逆境をはねのけた助っ人の一発を手放しでたたえた。

 それでもまだロッテには3勝7敗と負け越しているが、流れを変える1勝となったことは間違いない。指揮官は「ロッテには負け越しているし、『今日こそは』という思いが前半にも出ていた。同点に追いつかれた後も出た」と笑顔。デスパイネは今季2度目の1試合2発で、5月は10本塁打目。2017年5月以来、自身最多タイの数字だ。

 頼れる4番だけでなく、この日、3番を任されたグラシアルは3回と延長10回にともに先頭で二塁打を放ちデスパイネの2ランにつなげるなど、来日初の4安打で勝利に貢献した。「自分自身の成績もだけどチームが勝てたことが一番だね」。キューバコンビの大暴れが、ロッテアレルギー克服へのターニングポイントになる。 (倉成孝史)

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