ソフトB継投失敗 松田遼逆転2ラン被弾 工藤監督「僕が悪い」

西日本スポーツ

7回1死二塁、松田遼はロッテ・清田に逆転2ランを浴びる 拡大

7回1死二塁、松田遼はロッテ・清田に逆転2ランを浴びる

ロッテに敗れ、一礼して引き揚げる工藤監督 ホークス今季ロッテ戦成績

 ◆ロッテ4―3ソフトバンク(25日・ZOZOマリンスタジアム)

 苦手相手に連勝できない。1点リードの7回1死二塁、先発の高橋礼投手(23)を救援した松田遼馬投手(25)が痛恨の逆転2ランを浴びた。工藤公康監督(56)も「僕が悪い」と認める継投失敗。ロッテ戦は3勝8敗で、カモメアレルギーをなかなか振り払えない。気が付けば、5連勝の昨季リーグ王者西武が1ゲーム差に接近。今季初のロッテ戦カード勝ち越しへ、タカは奮起あるのみだ。

 やはり今年のタカは、カモメが苦手なのか。1点リードの7回。そこまでロッテ打線を相手に2失点と踏ん張っていた高橋礼が、無死から四球と犠打で1死二塁とされた。たまらず工藤監督がベンチを出て球審に投手交代を告げた。

 指揮官が自信を持ってマウンドに送り出したのは、松田遼だ。前回21日の西武戦で今季登板14試合目にして初めて失点を喫したものの、試合前までの防御率は0・53。抜群の安定感を見せた右腕に火消しを託したが、期待はもろくも崩れた。前夜に守護神の森から同点弾を放った清田に1ボール1ストライクから投じた3球目の直球は外角高めへ。迷わず強振され、タカ党の陣取る左翼席に突き刺さる逆転2ランとなった。

 「甘く入ったボールが本塁打になった。一番やってはいけないこと。チームに申し訳ない…」

 昨季途中のホークス移籍後初黒星の松田遼は、敗戦の責任を背負い込んだ。ただ右腕だけを責められない。前日24日はZOZOマリンでようやく今季初勝利を挙げたが、チームはロッテに今季3勝8敗。首位を走るタカが唯一負け越している相手で、その借金も「5」と不思議とロッテにだけ大きく分が悪い。

 そんな苦手意識があってなのか、この日も微妙な歯車の狂いが逆転負けにつながった。今季5勝負けなしの高橋礼が本調子でない中で粘りの投球を続け、打線は6回に一時逆転。だが、4回まで毎回走者を背負う苦しい投球だった高橋礼が、5、6回と2イニング連続三者凡退と調子を上げたことが、皮肉にも逆転につながる決断を招いてしまった。

 高橋礼は6回まで111球。工藤監督は「彼のいいものが出てきたので、最後ちょっと伸ばしていい感じをつかんでもらいたいというのがあった」と7回も続投させた。だが得点圏に走者を背負った状況で、松田遼へスイッチ。指揮官は「あそこで代えることになりましたけど、僕が悪い。松田君のことを(準備で)引っ張りすぎてしまった。6回も7回も用意してもらってたんで」と継投ミスを認め、敗戦の責任を背負った。初戦こそ取ったが、今カードは1勝1敗。是が非でも26日の試合を制して今季初のカード勝ち越しを決めなければ、ますます「ロッテアレルギー」が強まってしまう。 (倉成孝史)

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