ソフトバンク半世紀ぶり屈辱 ロッテに開幕4カード連続負け越し

西日本スポーツ

ロッテに連敗し、険しい表情の工藤監督 拡大

ロッテに連敗し、険しい表情の工藤監督

ホークス今季ロッテ戦成績 パ・リーグの順位 ホークスの球団別被本塁打数

 ◆ロッテ8―2ソフトバンク(26日・ZOZOマリンスタジアム)

 カモメアレルギーを振り払えず、半世紀ぶりの屈辱を喫した。先発のアリエル・ミランダ投手(30)が序盤に打ち込まれると救援陣も踏ん張れず、打線も低調。投打に精彩を欠き、1969年以来のロッテ戦開幕から4カード連続の負け越しとなった。首位はキープしたものの、4位ロッテまで1・5ゲーム差の大混戦。今季7勝1敗1分けと大きく勝ち越している28日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)で仕切り直したい。

■投壊3被弾8失点

 試合後、数十分間が経過しても工藤監督の顔は上気していた。無理もない。投手陣が3被弾など8失点の大敗。初戦を取りながら連敗で今カードも勝ち越せなかった。対ロッテに開幕から4カード連続の負け越し。これは南海時代の1969年以来、実に半世紀ぶりだ。人一倍負けず嫌いな指揮官にとって、こんな屈辱的なことはない。

 「同じチームに、同じようにやられるというのはね。僕はいけないと思いますし。絶対にこの負けを忘れないで、必ず交流戦明けにまた戦いますのでやり返せるようにやっていきます」

 長く勝負の世界に身を置くだけに、工藤監督は激しい怒りのパワーを、すぐに前向きな方向へ変えてみせた。ただ、心配事は山積みだ。今季の対戦成績は3勝9敗。首位に立ちながら、リーグで唯一勝ち越していないロッテにだけ借金が「6」というのは異常な数字だ。交流戦を挟むため、次回ロッテとの対戦は球宴後の7月下旬までない。

 この日は先発のミランダが2回に中村奨に一発を浴びると、2番手の椎野は今季までノーアーチだった菅野にソロを被弾。3番手の川原も4番井上に3ランを献上し、今季チームがロッテに許したアーチは16本に。対戦カード別で西武と並び最も多い。次の対戦まで約2カ月の猶予があるとはいえ、大事な後半戦へ向けてロッテ対策は急務だ。

 「打たれることもあると思いますけど、なぜ打たれたかというのを自分の中でかみ砕いてやっていかないと。やっぱり、同じことを繰り返してはいけない」

 投手陣に逆襲への奮起を促した工藤監督は、自らも立て直しに動いた。苦手のロッテに負け越したことで、2位楽天とは0・5ゲーム差。4位ロッテとも1・5ゲーム差しかない混戦模様が続く中、試合後にミランダの2軍降格を決めた。東浜、武田に続き、これで開幕ローテ投手6人のうち3人が先発を外れる事態だが「バンデン(ハーク)の感じもだんだんよくなっていると聞いているので、そこも踏まえて今後を考えます」と、先発ローテを再編する考えだ。28日からのオリックス3連戦は二保、大竹、泉の順で先発する。「やっぱり、やられたらやり返さないと。勝負の世界でやっていく限りは」。ロッテから受けた屈辱を、必ずVへの原動力にする。 (倉成孝史)

   ◇    ◇

1969年開幕からのロッテ戦4カード連続負け越し

 開幕カードだった4月12、13日の3試合(東京)を1勝2敗で負け越すと、5月9-11日の2カード目(大阪)は初戦を取りながら2連敗。同23日のみの3カード目(同)も敗れ、6月4、5日の2連戦(東京)も連敗した。同20、21日の2連戦(同)も連敗。同年のホークスはロッテに7勝19敗と大きく負け越したこともあり、最下位に沈んだ。

PR

PR

注目のテーマ