ソフトバンク・デスパイネ驚異のV字回復の背景

西日本スポーツ

 5月を10勝11敗と苦戦しているソフトバンクで復調した4番が打線を引っ張っている。デスパイネが4試合を残して月間自己最多タイの10本塁打。2017年6月に柳田が記録した福岡移転後最多の12本も射程内だ。4月まで苦戦した直球の打率が劇的に改善し、5月は半数の5本がストレートを打ったもの。打率リーグ1位ながら得点が伸び悩むチームの中で主砲の貫禄を見せている。 (データは共同通信デジタルなど、27日現在)

 ソフトバンクの4番デスパイネが令和に入って驚きのV字回復を見せた。4月を終えた時点の成績は27試合で打率2割2分4厘、3本塁打、10打点。柳田を欠く中で調子が上がらなかったが、5月はここまで21試合で打率3割5分3厘、10本塁打、21打点と手がつけられない状態だ。

 好調時の目安の一つ、右方向への快音が大きく増えた。4月までは安打の約6割が引っ張った打球だったのが5月に入って25%まで低下。センター返しの安打が半数を超え、右方向への安打の割合も4月までと比べてほぼ倍に増えた。

 開幕から苦しんだ直球の打率も改善した。4月までの2割3分8厘(42打数10安打)から5月は26打数11安打(4割2分3厘)。20打席以上の打者ではリーグ5位で、直球打ちの本塁打はレアード(ロッテ)の6本に次ぎ5本、今季通算でも直球の打率は3割9厘とはね上がった。

 前述の5月の直球打率上位5傑中、デスパイネはゴロ率が21%と最も低い。上位4人は秋山(西武)や清田(ロッテ)らで、長距離砲として結果を出しながら率を残している傾向がうかがえる。直球に限っていえば5月9本塁打の山川(西武)もゴロ率は22%と低いが、打率が1割6分7厘とデスパイネとの違いが出ている。

 もともとデスパイネは開幕直後は低調でも5月に入ると打つ傾向があり、2017年に月間自己最多の10本塁打をマークしたのが5月。この年は25試合で打率3割1分2厘、26打点だった。自らを「スロースターター」と言う主砲が言葉通りに状態を上げてきたといえそうだ。

 月間本塁打の球団記録は1981年門田の16本。福岡移転後となると17年柳田の12本が最多だ。デスパイネは直近5試合は全てビジターの屋外球場ながら20打数7安打、2本塁打と好調を維持。移転後最多、球団の外国人最多記録更新が狙える位置につけている。

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ