ソフトバンクに緊急事態 オリ3連戦で中継ぎ2人を先発投入

西日本スポーツ

 いざ、総力戦! 福岡ソフトバンクは先発ローテーションを再編し、28日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)の初戦で二保旭投手(29)が7年ぶりに先発し、30日の3戦目はルーキーの泉圭輔投手(22)がプロ初先発を果たす。5月の105失点は工藤監督が指揮を執る2015年以降の月別でワーストを更新。開幕ローテーション6人のうち3人が“不在”となり、救援陣も疲労を隠せない苦しい台所事情の中、首脳陣は交流戦前の「試練ウイーク」を束になって乗り切ることを求めた。

■開幕時の半数不在

 四方を海に囲まれた人工島にあるオセアンバファローズスタジアム舞洲は雲に覆われ、強い風が吹き込んでいた。4カード連続の遠征は、ここまで3勝4敗と黒星が先行。最終カードとなるオリックス戦の先陣を託されることになった二保は、黙々とキャッチボールなどで汗を流した。「先のことは考えず、一人一人(アウトを)積み重ねていく」。プロ初先発を果たした2012年9月18日西武戦以来、実に2443日ぶりの先発に向けフルスロットルでの投球を誓った。

 16年に右肘を手術し、昨季はリリーフで稼働した右腕に続き、3戦目はドラフト6位の泉がプロ初先発を果たす。倉野投手コーチは「同一カードで2人が(今季)初先発というのはしたくなかったが、これがベストの判断」と苦しい台所事情であることをにおわせながら「リリーフは大変かもしれないが、みんなで勝ちにいくイメージ」と交流戦前の最終週を総力戦にする覚悟だ。

 5月は一気に投手陣の疲れが噴出した。27被本塁打は前月の14本を既に大きく上回り、チーム防御率は4月の2・56から4・47と2点近く悪化。今月の105失点は、15年に工藤監督が就任して以来、月別でワーストを更新した。

 開幕時とは先発の顔ぶれも半分が変わった。武田がリリーフに配置転換され、再び出場選手登録を抹消された東浜は股関節の張りでリハビリ組に合流。26日ロッテ戦で来日最短の2回0/3で降板したミランダも再調整となった。開幕からフル稼働してきた救援陣も、森が今月だけで3度セーブを失敗するなど歯車がかみ合わない状況が続く。それだけに、今季7勝1敗1分けと好相性のオリックス相手に弾みをつけたいところだ。

 2週間ぶりに本拠ヤフオクドームに戻って行われる31日からの楽天3連戦では、千賀、高橋礼に加えスアレスが先発候補に挙がる。今週を乗り切れば、2軍戦で登板を重ねるバンデンハークや和田の1軍復帰のめどが立つ可能性がある。2位楽天には0・5ゲーム差に肉薄され、4位ロッテまでが1・5ゲーム以内に迫る正念場。一丸となって首位の座を死守する。 (鎌田真一郎)

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