ソフトバンク一夜で再奪首 プロ初V打の釜元、打撃好調の理由

西日本スポーツ

 ◆オリックス2―5ソフトバンク(29日・京セラドーム大阪)

 一夜で首位奪回! 成長著しい釜元豪外野手(25)が、連敗ストップの立役者となった。オリックス先発の左腕松葉に対しても「9番中堅」でスタメン起用した工藤監督の期待に応え、8年目の左打者は同点の4回に決勝の2点打。プロ初の3安打を松葉から放った成長株に負けじと、中軸のデスパイネとグラシアルも活躍。粘った大竹も今季2勝目を手にし、西武に敗れた楽天と入れ替わる形で再び首位に立った。

■フォーム修正奏功

 迷いなく初球を振り抜いた。同点の4回1死二、三塁。釜元が左腕松葉から値千金の一打だ。高めの変化球を捉えたライナー性の打球は、右前への勝ち越し2点打。「とにかく積極的にいこうと。1球で仕留められて良かった」。自身初のV打に会心の笑みだ。

 松葉からは2回に好機を拡大する右前打、6回にも左前打を放ち、プロ初の1試合3安打。約1カ月ぶりにチームが首位陥落した前日28日は天敵山本に3三振。「自分もチームも悔しい思いをした。何とかやりかえそうと。結果が出て良かった」と振り返った。

 工藤監督の信頼にも応えた。左腕の松葉対策で先発オーダーには右打者が8人並んだが、唯一の左打者が9番の釜元だった。今季の対左投手は試合前時点で16打数2安打、打率1割2分5厘。負のデータを覆した3安打に「いいアピールになった」とうなずいた。

 好調の理由は5月に入って行った打撃フォームの微修正だ。4月にプロ初本塁打などを放ったフォームにより重心を下げた。5月前半の不振を受けて試行錯誤する中、自身の感覚にぴたりと合致。差し込まれがちだったバットが、より前でさばけるようになった。

 「もちろん、これにずっとこだわるわけではないんです。その時、一番自分に合うものでやっていきたい。今はこれがうまくいっているので続けたい」。初の開幕1軍を勝ち取ってから2カ月。プロの表舞台に生き残るため、過去にこだわらず最善を尽くす日々だ。

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