ソフトバンク単独首位死守 キューバコンビで2度勝ち越し

西日本スポーツ

 ◆オリックス4―5ソフトバンク(30日・京セラドーム大阪)

 キューバコンビがタカを救った! アルフレド・デスパイネ外野手(32)は、6回に14号2ランを放つと、8回には決勝打。5月11本目のアーチは月間自己最多記録だ。ジュリスベル・グラシアル内野手(33)は2安打と意表を突いた二盗でデスパイネの打点を呼んだ。チームは3カードぶりの勝ち越し。約2週間のロードを白星で締め、単独首位を守った。きょうから楽天との首位攻防3連戦だ。

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■バット折られながら

 キューバコンビが躍動した。まずは絶好調の4番デスパイネだ。同点の6回1死一塁、榊原の外角スライダーをバックスクリーンへ。5月11本目のアーチは、5試合ぶりとなる一時勝ち越しの14号2ランだ。「少し崩されたけど、しっかり芯で捉えることができたよ」。もともとの月間自己最多記録だった10本塁打を前に放ったのも2017年の5月。「ミスターメイ」は納得顔でうなずいた。

 これでは終わらない。再び追いつかれて迎えた8回2死二塁、沢田の内角真っすぐにバットを折られながら、執念で左前に落とす決勝打。「ラッキーだった。今日は絶対に勝たないといけないというみんなの気持ちが一つになった。それが出たんじゃないかな」と胸を張った。

 自ら「スロースターター」と称するように、3、4月は本塁打3本、打率も2割台前半と苦しんだ。ところが5月に入ると一気に調子を上げた。打率3割7分2厘、11本塁打、25打点。月間MVPを視界に入れた。工藤監督も「打席の中ですごく集中できている。よく打ってくれた」と頼れる4番に賛辞を贈った。

 デスパイネの3打点を呼んだのは、同郷の3番グラシアルだ。6回は1死から中前打を放ち、4番の2ランをアシスト。8回は2死から右前打で出塁すると、意表を突いた二盗を成功させ、今季初盗塁で好機を拡大。デスパイネのV打を呼び込んだ。「いいスタートが切れた」と満足そうに笑顔を見せた。

 チームを引っ張るキューバコンビ。デスパイネは決勝打を「グラシアルが塁に出てくれたから何とかしたいと思った」と振り返り、グラシアルも「後ろに彼(デスパイネ)がいることで非常に心強い。僕が出塁すればきっとかえしてくれると信じて打席に立っている」とうなずく。敗れていれば、昨年7月以来の月間負け越しが決まっていたところ。ビジターでの連勝は4月中旬の楽天戦以来だ。最強コンビが見せた働きの価値は一層増す。

 約2週間のロードを5勝5敗で乗り切ったチームは、31日から交流戦前最後のカードとなる2位楽天との首位攻防3連戦に臨む。デスパイネは「ホームに戻って連勝できるように頑張りたい」と意気込んだ。乗りに乗っているキューバコンビを軸にして、イヌワシを“打ち”落とす。 (長浜幸治)

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