ソフトバンク千賀8回3失点 負けないエースついに初黒星

西日本スポーツ

8回1死一、二塁、楽天・茂木(5)に中前適時打を浴びた千賀 拡大

8回1死一、二塁、楽天・茂木(5)に中前適時打を浴びた千賀

8回3失点と粘投した千賀 2回、適時二塁打を放った中村晃(左)を迎える千賀 千賀の今季登板成績

 ◆ソフトバンク1-3楽天(31日・ヤフオクドーム)

 2週間に及ぶ今季最長の遠征を終えて戻ってきた本拠ヤフオクドームのマウンドで千賀がうなだれた。1‐1の8回。1死一、二塁から外へ動くツーシームを茂木に捉えられると、打球は遊撃今宮が差し出したグラブの上を越えていった。二走オコエが生還すると、背番号41をホームに向けて座り込んだ。続く島内にも犠飛を浴び、今季自己ワーストタイの3失点。登板10試合目にして、負けないエースについに土がついた。

 「自分の責任。7回の(攻撃でミスがあった)後の8回に、流れが変わると分かっていたところで、先頭を出してしまった。イニングは投げられているけど、チームに勝ちを持ってこられない僕の弱さ」

 8回先頭今江に左前打を許したことを悔いた右腕だが、先発としての役目は全うした。2回先頭のウィーラーに右翼越えの先制ソロを許しながら、直後に自律神経失調症から復帰した中村晃の同点タイムリーが飛び出すとねじを巻き直した。最速158キロの直球と宝刀フォークを武器に、7回まで無四球で連打も許さず、87球と完投ペースの快投。黒星を喫したものの、開幕以来続けるクオリティースタート(先発して6回以上、自責点3以下)は継続。工藤監督も「決して悪くはなく、よかったと思う」と力投を評価した。

 ただ、チームは5勝5敗と波に乗りきれなかった長期遠征の疲労を隠しきれず、首位攻防の初戦を落とし、楽天に同率1位に並ばれた。その背後には、3位西武が0・5ゲーム差、4位日本ハムにも1ゲーム差まで迫られている。来週から始まる交流戦を前に“定位置”を譲るわけにはいかない。「切り替えて、明日、頑張りましょう」。痛い敗戦にも、指揮官は引きずることなく前を向いた。 (鎌田真一郎)

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