JR九州第2代表 3年ぶり20度目の本大会 都市対抗野球九州地区予選

西日本スポーツ

 ◆都市対抗野球九州地区予選第2代表決定戦 JR九州6-1熊本ゴールデンラークス(31日・リブワーク藤崎台)

 社会人野球の第90回都市対抗野球(7月13日開幕、東京ドーム)の九州地区予選は31日、熊本市のリブワーク藤崎台球場で2試合があり、第2代表決定戦ではJR九州(北九州市)が熊本ゴールデンラークス(合志市)を6‐1で破り、3年ぶり20度目の本大会出場を決めた。1点リードの7回無死一、三塁で登板した左腕井上翔夢(28)が無失点で踏ん張り、終盤の追加点を呼んだ。第3代表決定トーナメント2回戦は宮崎梅田学園(宮崎市)が6‐1で沖縄電力(浦添市)を破った。6月1日午前11時から同球場で熊本ゴールデンラークスと宮崎梅田学園の第3代表決定戦が行われる。

■チーム若返り

 JR九州が復活への道を歩み始めた。3年ぶりの東京ドーム切符を手にした東向誠主将は「今までのことを思い出してウルッときた」と涙を抑えられなかった。

 緊迫した展開が続いた。1点リードで迎えた7回無死一、三塁のピンチで左腕の井上が登板。「三塁走者をかえして同点でいい、と監督から言われていたが、ゼロで抑えたかった」という言葉通り、後続を投ゴロ、空振り三振、左飛として無失点に抑えた。エース左腕の力投に勇気づけられた打線は、終盤の追加点で相手を突き放した。

 2009年の日本選手権を制し、10年の都市対抗も準優勝するなど、全国の上位を争う強豪だったが、昨年は全国二大大会出場を逃し、野中憲二監督は「これが今の自分たちの力」と選手に言った。チームは若返り、黄金期を支えたエース浜野雅慎らベテランが抜け、新人が4人加入。東向主将を中心に選手同士が何でも意見を言い合える環境をつくり、後輩から先輩に厳しい言葉も言えるようにした。「悔しい思いをしたので、みんなの今年に懸ける意気込みは強かった」と東向主将は全員の変化を感じる。

 「準備期間は42日です」と東向主将は本大会開幕日へ気持ちを向けた。全員で勝利を取りにいき、再び強豪の輝きを取り戻す。 (前田泰子)

   ◇    ◇

■好機に一本出ず 熊本GL

 熊本ゴールデンラークスは中村要の初回先頭打者アーチで先制したが、その後追加点が奪えずに逆転を許した。4、6、7回と走者を三塁に進めながらチャンスを生かせず「あと一本が出なかった。相手の方が勝利への執着があった」と、この日無安打に終わった4番池浦は悔しさをにじませた。11年ぶりの東京ドームを目指し、宮崎梅田学園との今大会3度目の対戦に臨む。「もう勝つしかない。最後の1枠を懸けて勝負するだけ」と池浦は力を込めた。

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