西武・戸川プロ1号 同点弾「打った瞬間行ったと」

西日本スポーツ

 ◆ロッテ2-3西武(31日・ZOZOマリンスタジアム)

 大砲候補の一振りは開花を予感させた。1点を追う5回1死。戸川は二木の低め真っすぐを捉え、鋭いライナーで右翼席に突き刺した。「完璧だった。打った瞬間、行ったと思った」。価値ある同点弾となるプロ5年目の初アーチでチームを勢いづけ、カード初戦の白星を運んできた。

 初回無死二塁では右翼の守備で右前への打球を後逸し、先制点につながった。「守備は自分の課題。切り替えないと引きずってしまうので」。ミスを反省しながら、持ち味の打撃で挽回した。

 1月はソフトバンク柳田の自主トレに弟子入りした。豪快な打撃を間近で学びながら「タイミングだけ取れれば大丈夫」という助言を胸に刻んだ。5月25日の日本ハム戦ではプロ初安打を記録。今回は球団の育成出身選手としては初の本塁打と着実に成長している。

 北海道の実家は牧場を経営し、G1レースを制した競走馬モーリスを生み出した。自らも馬の世話を手伝いながら、愛馬のような飛躍を夢見てきた。「これからもチャンスで打って、チームを救える選手になりたい」。試合後は記念のボールを大事に握りしめた。強打の“獅子脅し打線”に、馬力のある大砲が加わった。 (松田達也)

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