ソフトバンクに希望の光 高橋純2回完璧 工藤監督、勝ちパターン起用も「十分いける」

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク5-6楽天(1日・ヤフオクドーム)

 4年目のドラ1右腕が、ポテンシャルの高さを見せつけた。3点ビハインドの8回、高橋純がマウンドに上がった。両チームとも7回まで三者凡退が少なく流れが行ったり来たりする中、剛腕がうなった。

 1死から初回に本塁打を放ったブラッシュを151キロ直球で空振り三振。続く辰己への4球目に自己最速タイの154キロをマークし、続く153キロを内角に決め、見逃しで2者連続三振に仕留めた。

 「今日は真っすぐで押そうと思った。(9回に)1点差になっても投げさせてもらえたのが、ありがたかった」

 3球団競合で2016年に入団した右腕の快投に呼応するかのように、直後に味方が2点を奪って1点差に迫った。緊張感が高まる9回も、高橋純は代打渡辺直から152キロで見逃し三振を奪うなど、2回をパーフェクト。これで今季は登板4試合で9イニング連続無失点、イニング数を上回る12三振を奪っている。

 持ち味の直球の威力が戻ってきた右腕に、2軍首脳陣は開幕当初から「上(1軍)を想定して投げておけ」と言い渡していた。ただ1軍登板は17年の1試合だけだった高橋純は「想定しようと思っても、イメージが湧かなかった」という。

 今季初登板だった5月1日の楽天戦では、いきなり無死満塁の場面でマウンドに上がり適時打2本と押し出し四球で3人の走者を生還させられた。自身に失点はつかなかったが、その後の登板はなく、同10日に出場選手登録を抹消された。「一番緊張する場面で出られたから、これ以上はない」。開き直れた右腕は、同24日に再昇格してから快投を続けている。

 工藤監督も「しっかり腕も振れているし、非常に良い状態。短い回を投げることで球威も増している」と成長に目を見張る。「継続すれば」という条件付きながら、勝ちパターンでの起用も「はい。十分いけると思います」。首位から転落したチームで、背番号47が希望の光だ。 (鎌田真一郎)

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