J2福岡魂のドロー ホーム開幕戦1万人が後押し

西日本スポーツ

 ◆明治安田生命J2第16節 福岡1―1大宮(2日・レベルファイブスタジアム)

 今季初レベスタで粘って勝ち点1‐。J2アビスパ福岡はラグビーワールドカップに向けた改修工事を終えたホームのレベルファイブスタジアムでの今季初戦に臨み、上位を争う大宮に1‐1で引き分けた。1点を追う後半33分、梁東〓(ヤン・ドンヒョン)(33)のホーム初得点で追い付いた。アビスパは勝ち点16として18位に浮上した。V・ファーレン長崎は4‐1で千葉に勝ち、4連勝で勝ち点27として、J1参入プレーオフ圏内の6位となった。

■18位に浮上

 “ホームスタジアム”に大歓声が響いた。1点を追う後半33分、石原の左クロスに梁東〓が頭で合わせた。

 今季5点目ながら、ホーム初得点。「絶対に勝たないといけない」といつも以上の気合で臨んだ男は「いい雰囲気のスタジアムで点を取れて良かった」。レベスタ今季初戦に詰め掛けた観衆は、博多の森陸上競技場でのホーム開幕戦に次ぐ今季2番目に多い1万75人。サポーターが待ちわびた一戦で結果を出し、梁東〓は笑顔を見せた。

 同点弾の場面。相手と競り合って球は見えなかったという。「飛び込んだ所にいいボールが来た」。クロスを送った20歳の左サイドバック石原は「(パスではなく)1人でも泥くさく走ったことが良かった」と攻め上がりを自画自賛し「(梁東〓が)泥くさく突っ込んでくれた。きれいな形にこだわらず、ベテランが体を張ってくれた」と33歳のストライカーをたたえた。

 序盤から互いにカウンターが多く、福岡は好機を何度もつくったが最後のパスがつながらない。前半34分、ショートコーナーを起点に先制された。それでも選手はゴールに向かう姿勢を貫いた。

■連勝は逃す

 「勇気を出して全ての魂をピッチの中で見せてくれた。後半は別のチームになった」とペッキア監督は選手の奮起に喜び、勝ち点1にうなずいた。福岡は今季開幕以降、ラグビーワールドカップに向けた改修のためレベスタを使用できず、近くの博多の森陸上競技場で行ったホーム7試合で1勝1分け5敗、わずか2得点。低迷の要因となった。ようやく戻ったレベスタで攻撃的なアビスパらしさを取り戻した。

 ただ今季初の連勝は逃した。次節もやはり上位につける水戸と敵地で対戦。梁東〓は「多くのゴールと勝利を見せたい」と意気込んだ。本来のホームでつかんだ手応えを弾みに、ここから一気に巻き返す。 (広田亜貴子)

※〓は「火へん」に「玄」

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