J3熊本奪首 ルーキー北村「鳥肌立った」2戦連発 北九州との九州ダービー制す

西日本スポーツ

 ◆明治安田生命J3第10節 北九州1―2熊本(2日・ミクニワールドスタジアム北九州)

 今季J3に降格したロアッソ熊本が2‐1でギラヴァンツ北九州との敵地での九州ダービーを制し、勝ち点20で今季初めて首位に浮上した。前半10分にルーキー北村知也(22)の2試合連続ゴールで先制。後半6分にも北村が相手GKのオウンゴールを誘った。チームはJ2だった2012年以来となるクラブ最長タイの5連勝。北九州はホームのミクニワールドスタジアム北九州で痛恨の1敗を喫し、3節ぶりに首位から陥落した。

■最長タイ5連勝

 身長164センチのストライカーが少ないチャンスを逃さなかった。前半10分。自陣深くから高瀬が出したロングボールに、最前線の北村が反応した。「今日のピッチはボールが滑りにくく、バウンドしてもあまり前に進まないと思っていたので先に触れる自信があった」。狙い通りペナルティーエリア手前でワンバウンドした球に頭で触ると、飛び出しが遅れた相手GKの頭を越えて無人のゴールへ。劣勢を覆す先制弾となった。

 宮崎・鵬翔高1年時に全国高校選手権で初優勝に貢献。宮崎産経大3年時には今回と同じスタジアムで行われた九州大学トーナメントの3位決定戦でハットトリックを達成し、全日本大学トーナメント出場の立役者となった。「勝負強いという自負はないけど、一生懸命やるのが自分の強み。それをなくさないようにしようと思っている」。首位浮上を懸けた九州ダービーで1000人超の熊本サポーターが駆けつけ「声援に鳥肌が立った」と発奮。後半6分には高瀬のクロスに飛び込むと、相手GKのパンチングミスによるオウンゴールを誘い、後半シュートゼロに終わったチームを救った。

 開幕直後は渋谷監督のパスサッカーに慣れずに出番を得られなかった北村だが、コーチやチームメートと意見を交換しながら適応してきた。高瀬は「熊本はコミュニケーションを取れる環境がある。それが結果に出てきている」とうなずく。成長を重ねながらJ2復帰を射程圏に入れてきた熊本。新人FWの活躍がその象徴だ。

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北九州、3節ぶりに陥落 監督「硬かった」

 北九州の小林監督は「立ち上がりに選手が硬かった」と序盤の失点を悔やんだ。今季2番目に多い7474人が入り、九州ダービーということもあってスタジアムは熱気に包まれていた。その影響かプレスが甘くなったそうで「こういう環境で結果を出せるようにしたい」と教訓にした。それでもシュート本数で20対3と大きく上回り、後半40分に1点を返すなど終始攻勢。内藤は「次につながる」と前を向いた。

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