ソフトバンク交流戦で実績コンビ起用 和田「自分にとって開幕」

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクは4日から開幕する中日との交流戦で「実績組」を起用して仕切り直す。初戦に腰痛で出遅れていたリック・バンデンハーク投手(34)、2戦目に左肩故障からの復活を期す和田毅投手(38)を投入。バンデンハークは交流戦通算6勝1敗、和田は歴代2位タイの24勝とそろってセ・リーグ相手に好相性。3連敗で3位に転落したチームを、経験豊富な両腕が救う。

■和田「自分にとって開幕」

 ヤフオクドームのマウンドに、和田が戻ってきた。「久しぶりの景色。やっぱり投げやすい」。5日の復帰登板に向け投手練習に参加した左腕は、前日2日にブルペン投球していたが急きょ、投球練習を行った。傾斜や景色を確かめるように13球。最後は交流戦対策で目慣らしのため打席に立った千賀に3球、力のあるボールを投げ込んだ。

 1軍の舞台で投げたのは、2017年11月1日のDeNAとの日本シリーズ第4戦(横浜)が最後。ヤフオクドームに限れば、同年に楽天と戦ったクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦以来。「自分にとっての開幕」と復帰登板への喜びをかみしめる左腕は、交流戦にめっぽう強い。

 通算24勝はロッテ涌井と並び現役最多で、歴代最多26勝の戦友杉内(元巨人)まで2勝に迫る。「(並ぶ)チャンスがゼロではない。でも、まずはチームが勝つこと。楽天に3連敗したけど、交流戦で対戦相手が変わるし、気分を新たに」。自らの投球で停滞気味のチームの雰囲気を打破する構えだ。

 和田にとっては、3試合連続で中日相手の投球となる。2軍戦の5月22日は敵地で4被弾。5回6失点と打ち込まれたが、筑後で対戦した同29日の前回登板は7回3安打無失点に抑え込んだ。「データは向こうにいってると思うけど名古屋と筑後でも違ったし、この1週間でまた良くなっていると思う。しっかりした投球をすれば結果は付いてくる」と自信をにじませる。

■停滞気味の雰囲気打破へ

 そんな和田にいい形でつなごうと意気込むのが、交流戦の先陣を切るバンデンハークだ。腰痛で春季キャンプから出遅れ、5月に実戦復帰。3度の調整登板を経て1軍へのゴーサインが出た。交流戦は通算8試合に登板し6勝1敗、防御率2・70とセ・リーグ打線を手玉に取ってきた。「自分がしっかり投げて、和田さんにも勝ってもらうと、勢いがつく」。昨季まで2年連続2桁勝利を挙げた右腕にとっても、大事なマウンドになる。

 待望のベテラン2人の復帰に、工藤監督も「いい顔で練習もしていたし、笑顔もあった。彼らの持っているものを出してくれたら、いい投球につながると思う」と期待をかける。今季初の3位に転落したが引きずることはない。過去優勝4度、最高勝率3度の交流戦から、再び巻き返しを図る。 (鎌田真一郎)

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