交流戦盗塁王の厳しい目/プロ野球番記者コラム

西日本スポーツ

 交流戦を前に見返した過去のデータが、目に留まった。通算盗塁トップは64個の本多内野守備走塁コーチ。「交流戦は警戒されたけど、よく走れたイメージはある。でも記録は知らなかった」。相手の警戒で打者有利のカウントになるケースが増え、配球を読みやすい状況になったという。

 昨季のチーム盗塁数80はリーグ5位だったが、「走塁革命」を掲げる今季は交流戦前までの49盗塁はリーグ2位。4日も、本多コーチが進行方向に体重をかける若手選手のベルトをつかみ、スタートを切る感覚を指導する姿があった。「盗塁に『よーい』はいらない。『ドン!』で行けるかどうか」と意図を明かす。

 技術とともに、試合に臨む上での準備の重要性も説く。「まだベンチから指示の声が少ない。常に自分がランナーの気持ちでいられれば、いざ塁に出た時も冷静に判断できる」。走塁意識の変化が見え始めている中でも、新米コーチは厳しい目を光らせている。 (鎌田真一郎)

PR

PR

注目のテーマ