西武おかわり延長12回サヨナラ打 交流戦歴代1位183打点

西日本スポーツ

 ◆西武5-4広島(4日・メットライフドーム)

 右手を突き上げ、一塁へと駆けだした。延長12回無死満塁。中村が4時間24分の激闘に終止符を打った。三遊間を破った打球は自身4シーズンぶり、4度目のサヨナラ打。ナインと抱き合ったヒーローは、容赦なく祝福の水を浴びせられた。

 「三振しないように前に飛ばそうと思った。森は絶対に敬遠されると思ったので、しっかり集中して準備できた」。外崎、山川の連打で無死一、三塁となり、好調な森は申告敬遠。菊池保の3球目を捉えて「本当に打てて良かった。勝てたことが何より」と笑った。

 序盤に4点を先行しながら追いつかれ、9回は無死満塁のサヨナラ機を逸した。勝ちパターンの投手陣も投入しただけに引き分けでも悔やまれた一戦。チームの連敗を「2」で止めたベテランの一振りを、辻監督は「引き分けと勝ちでは大きな差。中村は経験があって、自分のスイングをしてくれた」とたたえた。

 値千金の1打点を加えた中村は交流戦通算183打点となり、ラミレス(現DeNA監督)と並ぶ歴代1位となった。「(2005年の)初年度からやっているんで大したことじゃないです」と謙遜したが、第一線で戦い続けた証しだ。

 昨年のリーグ王者同士の激戦を制し、交流戦白星発進。ヒーローは「本当にカープは強い。明日からもいいゲームができるようにしたい」と力を込めた。その一方で「優勝してみたい。賞金欲しいですね。3000万円いいですね」。まだ経験のない交流戦優勝へ色気も見せた。 (小畑大悟)

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