杉内、松坂の姿に自問「俺は…」帰ってきた和田の胸中

西日本スポーツ

 ソフトバンク和田毅投手(38)が5日の中日戦(ヤフオクドーム)で2シーズンぶりに1軍登板した。先発して5回2失点。同点で降板し白星はならなかったが、昨春から悩まされた左肩故障を乗り越え、戦列復帰を果たした。

 先の見えない左肩のリハビリが続いていた昨年9月、和田にとって同学年の巨人杉内(現コーチ)が引退した。ホークス時代からの盟友でライバル。「ちゃんと投げられないんだからやらなくていい」と引退試合は辞退したと聞いた。

 そこで本人には内緒で城島健司氏、松中信彦氏に声掛け。ダイエーのユニホームをそろえ、年の瀬のイベントの中に引退登板を設けた。


 「(股関節手術から)3年頑張って決断したスギに、もう少し頑張れなんて言えない」。尊重して送り出しながら、考えた。「俺は1年も苦しんでない」

 この年やはり同学年の中日松坂が、右肩故障から復活していた。「投げたがりの大輔がホークスでの3年は投げられずにいた。よっぽどのこと。ああやって投げる姿にも、俺は1年も…と」

 現役か否かは関係なく、松坂世代の姿は鏡になった。復帰戦直前、楽天戦で1軍合流すると「平石監督かぁ」としみじみ実感。小谷野コーチに近況を聞けば「人のことを考えなきゃいけない。ずっと見てばかり」と返ってきた。

 「変わっていかなきゃいけないんだな」。最後の2軍戦でプレートを踏む位置を変えたことも、和田には必然に思えた。(遊軍・森 淳)

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