ソフトバンク千賀7回0封6勝目 セ首位広島を圧投

西日本スポーツ

6回1死、本塁打を放ったグラシアル(27)を迎える千賀 拡大

6回1死、本塁打を放ったグラシアル(27)を迎える千賀

3回2死、中前打を放つ千賀 4回無死、西川の打球を好捕した川瀬に向かってガッツポーズする千賀 千賀の今季登板成績

 ◆広島3―6ソフトバンク(7日・マツダスタジアム)

 セ界王者の広島相手でもソフトバンクの勢いは止まらない。千賀滉大投手(26)が7回3安打無失点。走者を背負いながらもゼロを並べる貫禄の投球に打線も応えた。ジュリスベル・グラシアル内野手(33)の4戦連続アーチなどで6得点。リーグ首位同士のカード初戦に競り勝ち、12球団唯一の交流戦負けなしの4連勝だ。混戦のリーグでも単独首位に浮上。得意の交流戦で一気に突っ走る。

■チーム初安打も

 今季100個目の三振は代名詞の「お化けフォーク」で奪った。2回。千賀は広島の先頭西川を直球2球で追い込むと、最後はワンバウンドするほどの落差のあるフォークで空を切らせた。5日まで27試合連続安打をマークした好打者も、あっけにとられていた。11試合目の登板で奪三振数が3桁に到達するのは自己最速。2016年以降は3年続けて15試合目がその節目だった。更新したその4試合が今季の成長の証しといえる。

 「(投球フォームの感覚が)迷子になっていたけど、試合を壊さないようにと思っていた」。本調子でない中でもきっちり試合をつくった。「2人が打線のキー。思い切り抑えようと思っていた」と3番バティスタ、4番鈴木をねじ伏せた。初回2死二塁で鈴木を155キロで空振り三振に仕留めると、3回1死二塁からバティスタを155キロ、鈴木はカットボールで空振り三振を奪い、ホームを踏ませなかった。

 マウンドだけでなく、バットでも輝いた。3回2死走者なしから、床田の外に逃げていくスライダーにタイミングを合わせセンター前へ。プロ通算3本目の安打は、この試合のチーム初安打となった。

 3日の投手練習ではフリー打撃も取り組んだ。バット選びでも「去年は慶三(川島)さんモデルだったけど、今年はマッキー(牧原)モデル」と操作性を高めた新たな相棒を振り込み、複数の柵越えも見せた。自己最速の161キロを今季マークした右腕。肉体改造の成果が「飛ぶようになった」と打撃にも生かされている手応えを口にしていた。

 「めちゃくちゃ褒められた」と安打同様に喜んだのは、5回1死一、二塁で巡ってきた2打席目。バントを決められなかった後に粘った末の一ゴロは進塁打となった。直後、真砂の先制適時打へとつながった。

 「グラウンドを走って、足が疲れた」と普段より運動量が多くなった影響もあり、7回を105球で降板。それでも被安打3、無失点、8奪三振と申し分ない内容で、チームトップの6勝目を手にした。日本シリーズ以来の“頂上対決”となったリーグ首位同士のカード初戦をものにし、交流戦は無傷の4連勝。エースが投打に奮闘してつかんだ勝利で、混戦パ・リーグの単独首位に返り咲いた。 (鎌田真一郎)

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