日本文理大・藤野11K完投も… 9回2死内野安打でやられた

西日本スポーツ

 ◆全日本大学野球選手権1回戦 日本文理大1-2大商大(10日・東京ドーム)

 第68回全日本大学野球選手権は10日、東京ドームで1回戦4試合が行われた。日本文理大(九州北部)は大商大(関西六大学)に1‐2で惜敗し、4年連続で初戦敗退となった。同点の9回に適時内野安打で1点を勝ち越され、先発した藤野幹大(3年・福岡第一)の9回2失点、11三振を奪う力投は実らなかった。

 九州地区選手権では主に救援投手で、公式戦で先発を務めるのは大学入学以来初めてだった藤野が、敗れはしたが監督もたたえる最高の投球を見せた。同点の9回2死三塁。内野安打で1点を勝ち越され、悔しさをかみしめた。「昨年も自分が負け投手になった。今年は借りを返そうと思ったが…」と肩を落とした。

 状態の良さと成長を認められ、全国大会初戦の大舞台で抜てきされた。「三振を狙うつもりはなかった。腕を振って投げるだけだった」。191センチの長身でスリークオーターから投じる130キロ台の真っすぐとスプリットで打者を手玉に取った。

 3回は中犠飛で1点を失い、9回の決勝打も打ち取った当たりの二塁内野安打だった。中村監督は「うまくいけば5回まで、と思っていた。この大舞台で素晴らしい投球だった」とたたえた。

 チームの黒星に笑顔はなかったが、藤野の表情には充実感があった。「投げていていけるな、と感じた。自信になる投球だった。まだまだ力は足りないが、将来は高いレベルに挑戦したい」。無印の長身右腕が、全国で輝きを放った。 (松田達也)

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