ソフトバンク頼れる男が大仕事 今宮が9回2死で同点打

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク2―2阪神(11日・ヤフオクドーム)

 崖っぷちに追い込まれたチームを今宮が救った。1点を追う9回2死二塁。打ちあぐねていたメッセンジャーが2ボールから投じた3球目だ。甘い145キロの真っすぐを左翼方向へ運んだ。相手左翼の福留が懸命に突っ込むが届かない。起死回生の同点打。今宮は「チャンスで打ててよかった。打球は詰まったけれど、いいところに落ちてくれた。負けなかったのはよかったと思う」とうなずいた。

 パ・リーグの順位で楽天と同率の首位から一気に3位まで転落する恐れがあった。加えて過去6度対戦して5度も土をつけ、一度も白星を許していなかったメッセンジャーに完投勝利を許す寸前だった。それだけに、6日の中日戦以来4試合ぶりにスタメンに復帰して値千金の仕事を果たした今宮を、工藤監督も「よく打ってくれた。よく頑張ったと思う」とたたえた。

 昨シーズンの終盤に痛めた左太もも裏の状態は決して良好ではない。前カードの広島3連戦では、患部の状態を考慮され、全てスタメンを外れた。チーム休日だった10日は佐賀まで車を飛ばして診察も受けたという。開幕してしばらくは打撃好調だったが、万全ではないことが要因となり6月の月間打率は1割台と苦しんでもいた。「大丈夫と思えば、また痛むこともある。本当にもどかしいですよ…」。誰よりも責任感が強い男は悔しそうに口にしていた。

 森ヘッドコーチが「制限はかかるかもしれない。(今後全試合の)フル出場は難しいかもしれないが、何とかシーズンの終わりまでもつように」と語るように、首脳陣は今後も日々の状態を見ながら起用法についても、慎重に判断する方針だ。それだけ、攻守の要でもある背番号「6」は欠かせない存在だ。今宮は「与えられたところで、しっかりと結果を残していきたい」と前を見据えた。 (山田孝人)

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