ソフトバンク福田、孤軍奮闘全2打点「柳田に目付けが悪いと…」

西日本スポーツ

6回無死、右中間ソロを放つ福田 拡大

6回無死、右中間ソロを放つ福田

3回2死三塁、適時内野安打で一塁にヘッドスライディングする福田(手前)

 ◆ソフトバンク2-8阪神(12日・ヤフオクドーム)

 完敗を喫したチームの中で、2試合続けて1番右翼で先発出場した福田が孤軍奮闘の働きを見せた。まずは両チーム無得点の3回2死三塁、青柳のツーシームを二遊間に転がすと、二塁手の送球より一足早く一塁ベースに頭から滑り込んだ。この日のチーム初安打が先制点を呼び込んだ。

 決死のヘッドスライディングには理由があった。「和田さんが懸命にリハビリする姿を僕も、後輩も見てきたので。絶対に勝ちを付けたいという思いは選手みんなにあったと思う」。チームのムードメーカーが見せたハッスルプレー。「何とかしたいという思いが非常に出ていた」。2日連続でスタメン起用に応えた30歳を工藤監督もたたえた。

 続く6回には先頭で打席に入ると、初球のツーシームを迷わず強振。ライナー性の打球は右中間テラス席に飛び込む4号ソロとなった。11日に続く2戦連発に「甘い球を一発で仕留められた」とうなずくと、指揮官も「初球に簡単にストライクを取ってくるところを見逃さないで打ってくれた」と目を細めた。

 この日はチームの全打点をマーク。限られた出場機会の中で今季は打率3割7分2厘、4本塁打と好成績を残す。その裏には同い年の主砲の存在があった。「去年、柳田に目付けが悪いと指摘された。今までは漠然と打席に立っていたけど、甘い球だけを狙っていくようにした」。左膝裏の肉離れで離脱中の柳田の助言によって難しいボールを捨てる勇気を持てたことでミスショットが減った。

 試合前には腰痛で中村晃が出場選手登録を抹消された。チームはなお多くの故障者を抱えており、福田自身も4月中旬に痛めた左脇腹への不安はなお残っているが、「言い訳はできない。最善の準備をして、いい結果を出すだけ」と言い切る。好調のバットでリーグ3位に転落したチームの悪い流れを振り払う。 (長浜幸治)

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