通算本塁打20本 創成館4番・深見/長崎大会注目の球児

西日本スポーツ

巨人・丸のようにバットを出してタイミングを取る創成館の深見 拡大

巨人・丸のようにバットを出してタイミングを取る創成館の深見

第101回全国高校野球選手権長崎大会組み合わせ 長崎大会過去10年の決勝

 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)の長崎大会の組み合わせ抽選会が14日、長崎県大村市で行われた。今年は55チームが参加し7月11日に開幕する。2年連続の甲子園出場を目指す創成館は佐世保高専と上五島の勝者と対戦する。4番深見直人(3年)は豪快な打撃でチームを引っ張る。昨春の選抜大会では4番に座ったスラッガーも昨夏は不振でベンチを外れた。昨年は経験できなかった夏の甲子園を目指し、でっかい一打でチームを引っ張っていく。

 176センチ、100キロの体格は、本塁打を量産しパ・リーグのトップを走る西武の4番山川を思わせる。創成館の不動の4番深見も豪快な打撃が最大の魅力だ。通算本塁打は20本を超え、今年に入って約半数をたたき出した。「夏は甲子園に行かなくちゃいけない」。強い意志がある。

 4強入りした昨春の選抜大会では2年生で4番を経験した。故障してスタメンを外れた3年生の代わりに3試合とも4番に座ったが、打点は準決勝の智弁和歌山戦の1点のみ。「もっと自分が打てたら勝てたかもしれない」と悔いを残した。

 春の悔いを晴らすつもりだった夏の甲子園には立てなかった。長崎大会からベンチを外れ、甲子園はスタンドで応援した。「夏は一発勝負。確実性が足りなかった」と稙田龍生監督は深見を外した理由を挙げる。「悔しかった」と昨夏の悔しさは胸に刻まれたままだ。

 今年に入り順調に本塁打を伸ばしてきた。「5月の連休では5試合で5本出た」と稙田監督が目を丸くする。打撃開眼の秘密は打撃フォームの改造だ。テークバックに入る前に一度バットをホームベースの方向にストンと落としてタイミングを取る。稙田監督から「巨人の丸みたいにやってみろ」とアドバイスを受けてそれがうまくはまった。「タイミングが取りやすくなった」と深見も手応え十分だ。

 昨秋は初戦の2回戦で敗れ、今春は準々決勝で敗退となかなか上位に進めなかったが、夏の前哨戦となるNHK杯でようやく県のトップに立った。主将としてもチームを引っ張る深見は「ひと振りで試合の流れを変えるようなバッティングがしたい」と最後の夏にかける思いを口にした。 (前田泰子)

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