ソフトバンク千賀、初満塁弾に沈んだ 防御率1位対決で痛恨「寂しい」

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4―5DeNA(14日・ヤフオクドーム)

 まさかの満塁弾でエースが沈んだ。ソフトバンクの千賀滉大投手(26)が6回5失点で今季2敗目。プロ9年目で初めて満塁本塁打を浴び、DeNA今永とのリーグ防御率1位対決は福岡出身の左腕に軍配が上がった。チームが好相性のDeNAを相手にヤフオクドームで負けたのは2014年以来。工藤監督にとっては17年日本シリーズも含め初の屈辱で、交流戦首位の座を再び明け渡した。

■二つの禁止事項犯す

 155キロをはじき返された打球が右翼スタンドに突き刺さると、千賀は帽子を脱ぎ両手を膝についてうなだれた。味方が同点に追い付いた直後の6回。1死満塁から、ソトに投じた直球はシュート回転して真ん中へ。失投が見逃されることはなかった。プロ通算59本目で初のグランドスラムを献上した右腕は、昨季セ・リーグ本塁打王がダイヤモンドを一周する間、顔を上げることができなかった。

 「満塁で一番やってはいけないこと。ボール要求だったのに見落としてしまった僕の責任。せっかく追い付いてもらって試合になるなと思った直後の6回だったので、寂しいと思う」

 セ・リーグ屈指の左腕今永とは、3年連続の投げ合いだった。2017年は今永、昨年は千賀が勝ち投手になり「投げ合っていて楽しいと思える一人」と認める存在との対戦は、予想通りに両投手とも抜群の立ち上がり。その中で、先に失点を許してしまった。3回2死から初めて許した安打は、9番柴田に150キロのツーシームを右翼席へ運ばれる先制ソロだった。

 「先制点」と「本塁打」。試合前、自らに課していた二つの禁止事項を犯してしまい、今季自己ワーストの5失点で2敗目を喫した。開幕から続けてきたクオリティースタート(QS=先発で6回以上を投げて自責点3以下)は11でストップ。防御率も1・88と悪化し、リーグトップの座から陥落した。

 打線は4回までパーフェクトに抑えられていた左腕に3本のソロを浴びせ、8回には1点差まで迫ったものの、千賀が浴びたグランドスラムが最後まで重くのしかかった。「満塁ホームランが大きかったな。一振りだった」。王球団会長も大量失点を悔いた。

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