最速147キロプロ注目右腕 日本文理大付エース翁長/大分大会注目の球児

西日本スポーツ

 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)大分大会の組み合わせ抽選会が19日、行われた。44チームが出場。台風の目になりそうなのが、夏の前哨戦となる県選手権を制した日本文理大付だ。エース翁長佳辰(3年)は最速147キロを誇るプロ注目右腕。初の甲子園に向け、ライバル撃破に照準を絞る。7月24日に代表校が決定する予定。

■先月に最速147キロ

 甲子園出場の夢を胸に沖縄の石垣島からやってきた。日本文理大付のエース翁長は「甲子園に出場したチームを倒さないと甲子園に行けない。絶対に負けたくない」と選抜大会4強の明豊と、甲子園で初勝利を挙げた大分をターゲットに定めている。

 今年5月の練習試合で自己最速の147キロをマークした。5月下旬に開催された大分県選手権では、4試合中3試合に登板。決勝では強打の大分打線を抑えて優勝を決めた。「自分のストレートが通用すると感じた」と手応えをつかんだ。

 昨秋の県大会は準決勝で大分に1‐2で惜敗し九州大会出場を逃した。それまで自身は大分に公式戦で2連勝。「調子も良くて九州大会を決めたい気持ちがあった。失策で点を取られて悔しい思いをした」。敗戦の悔しさを原動力にして冬場はポール間ダッシュやタイヤを引いて坂道を上がるトレーニングなどで下半身を鍛え抜いた。

 伊志嶺吉盛監督はこの1年間の翁長の成長を「要所でギアを上げることができるようになった。優勝した大分県選手権も決して調子は良くなかったが、要所を押さえて勝てた」と認めている。

 8歳上の兄が伊志嶺監督が指導していた八重山商工の野球部に在籍していた。小学生の頃から「自分も八重山商工で」と決めていたが、中3の時に伊志嶺監督は日本文理大付へ。伊志嶺監督の指導を求めて故郷を離れた。

 打っても4番打者としてチームをけん引する翁長。「自分の投球でチームのリズムをつくりたい。投球が良ければ打撃も良くなるんです」。投げて打って、ライバルを破り、自身最後の夏に聖地を目指す。 (前田泰子)

 

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