監督ポツリ「想定外」 最速144キロ宮崎第一のエース左腕/宮崎大会注目の球児

西日本スポーツ

 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)宮崎大会の組み合わせ抽選会が19日、行われた。49チームが出場。注目は春の県大会準優勝、宮崎第一の左腕エース川島隆志(3年)だ。最速144キロの速球を武器に春夏を通じて初の甲子園出場を狙う。7月23日に代表校が決定する予定。

■MAX144キロ左腕

 選手として天理高(奈良)で春夏合わせて3度の甲子園出場、明大野球部でも活躍した阿久根伸二監督が視線を送る。

 「あれを1試合100球投げればいいんです」

 “あれ”とは力強い速球で、その主はブルペンにいる川島だ。そのストレートは練習でも140キロ台で、高校生ではなかなか攻略できそうにない。阿久根監督は、その球種だけでも十分に通用すると考える。

 MAXは144キロ。今春の県大会準々決勝・鵬翔、続く準決勝・都城東戦でそれぞれマークした。春の県大会5試合を1人で投げ抜き、母校を準優勝に導いた左腕。自身の公式戦での最多奪三振数は昨秋県大会3回戦の宮崎商戦での14個だが、川島の名前が宮崎県の枠を大きく飛び越えたのが5月12日のMRT招待高校野球だった。

 相手は今選抜ベスト4の明石商(兵庫)。川島は関西の強豪を5安打9奪三振で完封した。試合は0‐0の引き分けに終わったが、「あれは自信になりました」と川島をさらに成長させる一戦となった。

 「こんなふうになる(注目される)とは想定外でした」と阿久根監督がポツリ。入学した頃は175センチ(体重58キロ)と、特別に目立つ選手ではなかった。それが日々の地味な練習でたくましさを身に付ける。特に、ポール間のタイヤ押しで太ももが強くなった。「外野の芝生とウオーニングゾーンの切れ目で雑草取りにちょうど良くて」と阿久根監督の“計算”にはめられた。

 宮崎第一は1955年の学校創立以来、甲子園とは無縁。2010年夏、宮崎大会決勝まで進みながらも延岡学園に敗れている。「僕が連れていきます」。144キロ左腕が両目に力を込めた。 (森本博樹)

 

PR

高校野球 アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング