千金2発ソフトバンク福田外野手 なぜ大一番で初二塁

西日本スポーツ

 ◆巨人1-5ソフトバンク(23日・東京ドーム)

 ソフトバンク福田が価値ある1試合2発。互いに勝てば交流戦優勝を決める一戦でスタメン起用の期待に応え、交流戦優勝をたぐり寄せた。

 まず巨人のエース菅野から右中間へ、プロ13年目で初の初回先頭打者アーチ。「みんな和田さんに勝ちをつけてあげたい気持ち」とベテラン左腕の2年ぶり勝利を後押ししたかった野手陣の思いを代弁した。

 この回一挙4得点し菅野を1回0/3でKO。その後、打線は巨人救援陣にかわされ続けたが、3点リードの7回、またも先頭で一発。高木から右中間へ特大ソロを放った。「1試合に2本なんて自分でもビックリです」と、これもプロ初の経験に笑顔を見せた。

 この3連戦は21日の初戦で元同僚の森福から代打満塁弾。22日の2戦目も代打で適時二塁打を放った。大一番で4試合ぶりの先発もうなずけるが、二塁スタメンはプロ13年目で初めてだった。

 東京・多摩大聖ケ丘高から高校生ドラフト1巡目で2007年入団。当初は内野手ながら、11年から外野手登録となった。二塁は昨季3試合、その前は12年1試合で計4試合、試合途中から守ったことがあるだけだった。

 試合後、工藤監督が二塁起用に至った経緯を説明。「明石次第というところはあった。明石が今日、難しそうということだったので、思い切って福田君でいこうと」。2月に腰の手術を受けていた明石の状態が思わしくなく、そこで福田を選んだという。

 もっともこの日のベンチ入り野手では、今宮が離脱中の遊撃を守った高田のほか、川瀬、三森も、守備力の差こそあれ今季二塁でスタメン出場している。その中で「プロ初」に踏み切った采配の妙だった。

 「あの一発で『よし、いけるぞ』っていう雰囲気になれた」と指揮官も初回の一撃に感謝しきりだ。この巨人3連戦で計3発。交流戦6本塁打は12球団トップの同僚グラシアル、松田宣らの7発に次ぐ数字だ。

 シーズン折り返しの72試合目で、福田は早くも昨季の自己最多に並ぶ7号。柳田不在が長引く中、1月に柳田と自主トレも行った同学年が、恐るべき飛び道具として輝きを放った。

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