柳田不在、続々離脱 ソフトバンクはどう交流戦を制したか

西日本スポーツ

2年ぶり8度目の交流戦優勝決め、スタンドのファンにあいさつするソフトバンクナイン 拡大

2年ぶり8度目の交流戦優勝決め、スタンドのファンにあいさつするソフトバンクナイン

 終わってみれば2年ぶり、12球団最多8度目の交流戦制覇を果たしたソフトバンク。だが優勝を決めた巨人との最終戦、23日の出場選手登録を見ると、野手では柳田、中村晃、今宮、投手でも東浜、森ら、多くの主力を欠いての幕切れだった。

 今季は股関節手術明けのサファテが戦列復帰に至らず、開幕直前に故障した中村晃の離脱が自律神経失調症で長期化。開幕直後には柳田が左膝裏の肉離れを起こすなど、春先から離脱者が後を絶たなかった。

 中村晃が5月末に復帰したところで迎えた交流戦は、中日との開幕戦でバンデンハークが腰痛から復帰。今季初登板を白星で飾った。2戦目で和田が左肩故障から復帰し2年ぶりの1軍登板を果たすなど、明るい兆しがあった。

 一方でこの2戦目当日、再調整中だった東浜が右肘クリーニング手術。さらにバンデンハークが右肘の張りを訴え、登板2日後にリハビリ組へ逆戻りした。

 落ち着かないチームをグラシアルが引っ張った。開幕4試合連発などで5連勝スタートを先導。2カード目、敵地での広島戦は、右肘の張りから先発を外れたデスパイネに代わって4番を務めた。なおグラシアル自身も開幕直後、左脇腹痛で一時離脱している。

 3カード目の阪神戦は、初戦で勝ちきれずドロー。中村晃が腰痛で離脱した上で2戦目は大敗。停滞ムードも漂ったが、3戦目をグラシアルの交流戦3カード連続アーチと大竹の好投でものにし、1勝1敗1分けで踏みとどまった。

 DeNAとの4カード目は初戦で上林が右手骨折から復帰したが、2戦目で乱調だった森が、右上腕の張りで3戦目から不在に。このカードも1勝1敗1分けで終えた。

 ヤクルトと敵地での5カード目は初戦、抑えに起用した甲斐野が失点し、嘉弥真投入でしのぐ滑り出し。3戦目は調子が上がらなかった3番内川が2発4安打、投げては松本の今季初勝利に甲斐野のプロ初セーブもあり、3カードぶりに勝ち越した。

 迎えた巨人との直接対決は、初戦で逆転勝ち。交流戦前から満塁でチーム28打席連続無安打という奇妙な記録を甲斐のバント安打で止め、さらに福田が代打満塁弾を放ち、交流戦優勝に王手をかけた。

 ただ左太もも裏の状態を考慮され、しばしばスタメンを外れていた今宮が2戦目当日に出場選手登録抹消。試合も大敗、逆王手をかけられた。

 最終戦では明石の状態が思わしくなく、代わって福田がプロ初二塁でスタメン出場。すると菅野から初回先頭打者アーチを放つなど2発の大当たりで、復帰2試合未勝利で再調整していた和田は651日ぶりの白星を挙げた。

 陣容が開幕当初から様変わりする中、選手が代わる代わるスポットを浴び、工藤監督の勝負手も決まって歓喜のゴールに飛び込んだ。

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