トーレス「戻って一緒にプレーしたい」引退会見3

西日本スポーツ

昨年11月の横浜M戦で決勝ゴールを決め喜ぶフェルナンドトーレス(9) 拡大

昨年11月の横浜M戦で決勝ゴールを決め喜ぶフェルナンドトーレス(9)

 サッカー元スペイン代表で現役引退を表明したJ1鳥栖のフェルナンドトーレス(35)が23日、東京都内で会見した。2001年のプロデビューから多くの欧州クラブでプレー。W杯3大会に出場し、10年南アフリカ大会で優勝を経験した。18年途中に鳥栖入りし、今年が日本で2シーズン目だった。

 会見でのやりとりは以下の通り。(2からつづく)

-鳥栖はJ1に残留しなければいけない。それを達成するためには誰がリーダーになる必要があるか

 去年は残留を決めることができた。その大きな要因として、グループとしてチームで戦うことができたからだと思います。そこは今年も変わらない。鳥栖が理解しなければいけないのは、個人でプレーするのではなくチームとしてまとまること。それが一番大事だと思う。一人が引っ張っていって、キャプテンがいる状況ではなく、みんなで組織として最後まで戦っていくことが一番重要だと思う。

-18年のキャリアで一番印象に残っているチームメート、対戦相手は

 チームメートしてはスティーブン・ジェラード選手ですね。彼は自分のことを選手として成長させてくれた選手であり、オフ・ザ・ピッチでも素晴らしい人でいろいろ影響を受けた。彼と一緒にやってきた3年半に戻って一緒プレーしたい気持ちはあります。対戦相手としては、名前を挙げるのはたくさんいるので難しいですが、その中で挙げるとすると、ジョン・テリー選手とプジョル選手。彼らは強靱(きょうじん)な体を持っていて、DFとしてもすごくいい選手。対戦するのは大変でした。

-今季途中でチームを去ったカレーラス前監督の退任は引退の決断に影響したか

 カレーラス監督の件は引退とは全く関係ない。引退は自分の中で決めたことで、精神的にも身体的にも今までずっとベストでやっていたピークのレベルに到達できないと思ったから決断しました。仮に現在、クラブが(順位で)トップを走っていたとしても、決断としては変わらないのかなと感じます。カレーラス監督より自分が(クラブに)先にいたこともありますし、カレーラス監督が辞めたことに関しては自分の引退とは全く関係ありません。

-日本の育成年代についてどう思っているか

 サガン鳥栖のユースには素晴らしい選手がいる。松岡(大起)選手もトップチームに上がってきて、レギュラーとして試合に出ている。重要なのはクラブを強くするにはユースの選手たちがチームに対し感謝、愛を持っていること。それが重要になってくると思います。この先高めていきたいのは、今のようにユースの選手がトップチームに上がってきたときのこと。上がってきた選手はプロの一人。一番若いとかユースの選手というくくりではなくなってきます。その中で自分が何ができるのかを日ごろのトレーニングから常に出していかないといけない。ヨーロッパの若手選手は自信を持っていて、堂々と誇りを持って、自分のできることを最大限にやっている。そこに関しては日本の選手も見習っているだろうと思います。彼らに関しては高いポテンシャルを持っていて、実際にできるというのはあるのですが、自分ができることを見せ切れていないところがある。そこを伸ばすことでチームもクラブも強くなっていくと思うし、そういう環境をつくることが私たちにできることだと思います。

-日本で印象に残った試合とゴールは。引退までにあと何ゴール決めたいか

 まず、この先はできるだけ多くの試合に出て、できるだけ多くの点を取りたい。ストライカーとして点を取るのが仕事ですので。一番印象に残っているのは去年(11月24日に)J1残留を決めた(残留に前進した)横浜M戦のゴール。初めて来たとき、チームの状況を見て、何とかして、この状況を脱出したいという思いで戦った。チームとともに全力で戦って、それが結果に出たことを見せられたゴールだと思う。今シーズンも言えることだが、これから先もチームとして戦うことによってもっとより良い結果が出てくると思う。

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