ソフトバンクの「秘密兵器」支配下登録コラス、早期1軍デビューも

西日本スポーツ

会見を終え、ヤフオクドームを見学するコラス 拡大

会見を終え、ヤフオクドームを見学するコラス

ユニホームを着てポーズをとるコラス 【ウエスタンリーグ・阪神―ソフトバンク】7回無死、コラスが右中間ソロを放つ

 キューバ出身で育成3年目のオスカー・コラス外野手(20)が24日、支配下登録された。今季は5月度のウエスタン・リーグMVPに輝く活躍を見せるなど急成長。7月中旬からキューバ代表としてチームを離れるグラシアルの代役として、1軍デビューを飾る可能性もありそうだ。背番号は「144」から「46」となり、年俸も500万円増の1500万円(金額は推定)となった。

 「左の大砲」を目指すコラスが背番号46のユニホームに袖を通した。筑後で腕を磨き、来日3年目でつかんだ支配下登録。ヤフオクドーム内での記者会見で、今季急成長した20歳は「毎日頑張ったことが支配下登録につながった。とてもうれしい」と笑顔を見せた。

 2015年U-18(18歳以下)ワールドカップにキューバ代表で出場し、投手登録ながら4番打者として活躍。17年5月に来日した際は投打の二刀流だったが、1年目はほとんど3軍。野手に専念した18年も2軍で打率2割1分2厘だったが、3年目に変身した。

 今季はここまでウエスタン・リーグで47試合に出場し、打率2割9分6厘はリーグ2位、9本塁打は同3位、36打点は同2位タイ。同リーグの5月度の月間MVPにも輝き、3月に支配下登録された川原と周東に続き、育成選手からの支配下登録を勝ち取った。

 外野と一塁を両立している守備でも確実性を増しており、三笠杉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「日本の環境に慣れて体も大きくなった。若いし、もっと成長できるポテンシャルを持った選手。後半戦に向けて、1軍戦力になりうると判断した」と説明。コラスの潜在能力を高く評価した。

 1軍デビューが早まる可能性もある。交流戦優勝の原動力となったグラシアルがキューバ代表として国際大会に参加するため、7月中旬から約1カ月離脱。三笠GMは「(離脱中の)オプションとしても考えられる。『使ったら面白いだろう』という結果を残してくれた」と期待した。

 支配下の外国人選手は9人となり、キューバ出身は5人。ともに育成選手として“同期入団”したモイネロからは「1軍で待っているよ」とエールをもらった。デスパイネを中心とした「キューバ会」では、最年少として先輩たちにかわいがられているという。

 現在のパ・リーグは上位4チームが3・5ゲーム差の間にひしめく大混戦。年に5回ほど食事会が開かれるキューバ会の面々と「一緒に1軍でプレーできるように頑張りたい」と誓ったコラスが、正念場となる夏場以降の「秘密兵器」になるかもしれない。 (長浜幸治)

 

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