米ドラ1スチュワート、7月上旬にも実戦デビュー

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの新外国人カーター・スチュワート投手(19)が7月上旬にも実戦デビューする可能性が高まった。1日に来日した右腕は、5日から筑後のファーム施設で練習を重ね、すでに2度のブルペン入り。25日はキャッチボールなどで調整し、26日に予定する3度目のブルペン投球に備えた。全米ドラフト1巡目指名の肩書を持つ最速98マイル(約158キロ)右腕が近くベールを脱ぐ。

■きょう50球めど3度目ブルペン

 豪腕のデビューが迫ってきた。25日は約50メートルのキャッチボールをこなした後、アウトカウントや走者の位置に応じて打球を処理する実戦的な守備練習にも参加して「コンディションはすごくいいよ」と笑みを浮かべた。

 日本の練習だけでなく、チームメートにも慣れてきた様子だ。ある日の練習前、先輩からバットを渡され「ゴルフスイングしてみてよ」と振られると、美しいフォームを披露。ベストスコア65の腕前の片りんを見せると周囲から拍手が起き、19歳は照れ笑いを浮かべた。練習中も笑顔で選手とコミュニケーションを取るなど、チームに溶け込みつつある。

 調整も順調だ。来日後初練習となった5日以降、福岡県筑後市のファーム施設でキャッチボールや遠投を重ね、19日には初ブルペンで29球。直球の最速は138キロながら、回転数は2300~2400に達するなど“千賀級”の球質で周囲を驚かせた。22日には中2日で2度目のブルペン入り。最速は144キロで「80パーセントぐらいの力で投げた。だいぶ力を入れられた」と手応えをつかんだ。

 26日は50球をめどに3度目のブルペン投球を行う。「トレーニングもしっかりできている」と自信をのぞかせており、28日に3軍の練習に合流する見通しだ。その後の状態に問題がなければ、7月上旬に予定されている練習試合で初の実戦登板に臨む可能性が高い。

 最速98マイル、全米ドラフト1巡目指名の前触れに期待は膨らむばかり。フロントも「金の卵」について今季は育成優先の基本方針を敷いている。それでも入団会見で目標に「日本一の投手」と掲げたスチュワートにとって初の実戦登板は大きな節目となる。背番号2を背負い、異例の挑戦を続ける右腕が第一歩を刻むのはもうすぐだ。 (長浜幸治)

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