ソフトバンク森、球宴明け1軍復帰へ 再検査で光明「痛みない」

西日本スポーツ

今宮が向けたレンズに、おどけた表情を見せる森(記者のカメラを借りた今宮が撮影) 拡大

今宮が向けたレンズに、おどけた表情を見せる森(記者のカメラを借りた今宮が撮影)

屋内練習場でキャッチボールを行う森

 「勝利の方程式」が帰ってくる! 右背部痛でリハビリ中の福岡ソフトバンクの守護神・森唯斗投手(27)が、球宴明けにも1軍復帰する見通しとなった。25日に患部の再検査を行った結果、順調な回復がみられ守護神不在での後半戦開幕という事態は回避できそうだ。右肘故障から復活を期すセットアッパーの岩崎翔投手(29)は、7月5日からのウエスタン・広島3連戦(タマスタ筑後)で実戦復帰する見通しになった。8回と9回を締める実績十分の2人が7月中に復帰となれば、混パを抜け出す大きな追い風になる。

 16日の出場選手登録抹消から10日がたち、屋内練習場を疾走する森の表情には、笑みもこぼれていた。17日の検査で診断されたのは「右広背筋・大円筋の部分損傷」。その際、患部に内出血があった影響で損傷の程度が正確に把握できず、復帰に向けた見通しが不透明だったが、前日25日の再検査で光が見えた。

 「前よりも良くなって、回復していた。痛みはないから、ここから強度を上げていく」

 新人以来、5年連続55試合登板を果たした鉄腕にとって、プロ6年目にして初の故障離脱。守護神不在での後半戦開幕が避けられそうな状況になったことは、チームにとっても好材料だ。

 26日は、約30メートルのキャッチボールで肩を慣らした。7月2日以降は遠投を再開し、ブルペン投球も行う予定にしている。斉藤リハビリ担当コーチは「(痛みの)自覚症状はゼロに近い。球宴明けの1軍復帰? 目安はそれぐらい。球宴前に2軍戦で投げられればいい」と説明した。

 今季も31試合に登板し、2勝3敗19セーブ、防御率2・97と百戦錬磨の守護神とはいえ、3週間以上のブランクを埋めるためには実戦登板を要する。リハビリが順調に進めば、8日からのウエスタン・オリックス3連戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)が最終調整の場になる可能性が高い。

 リハビリ後、現状を伝えるため全体練習が行われたヤフオクドームを訪れた。報告を受けた工藤監督は「動ける、投げられるということで、安心している」と胸をなで下ろしていた。

 その足で森は、代役でプロ初セーブを挙げたルーキー甲斐野を呼び出した。鼻に手を差し出し「てんぐになっているらしいな」とジョークを飛ばす森らしく“激励”。「誰もができるポジションではない。奪い返しに行く」。そう意気込む守護神が、復活へのステップを駆け上がっていく。 (鎌田真一郎)

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