ソフトバンク、エースキラー福田1番起用で有原撃ち

西日本スポーツ

外野の守備練習する福田 拡大

外野の守備練習する福田

全体練習前、円陣で笑顔を見せる工藤監督 福田の全本塁打(27日現在)

 「1番福田」でさらに加速! 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(56)が27日、リーグ戦再開を前に改めて首位ターンを誓った。交流戦は8度目の優勝を飾り、リーグ1位に浮上。28日の日本ハム戦(札幌ドーム)から球宴までの残り12試合でその座をがっちり固め、シーズンを折り返す構えだ。その大事な初戦は、23日の巨人戦でエース菅野から先頭打者弾を放った福田秀平外野手(30)をトップバッターで起用する方針。交流戦Vの立役者となった好調な切り込み隊長が、再びチームを勢いづかせる。

■福田交流戦で6本塁打13打点

 覇権奪回へ向けて最高の形でリーグ戦再開に臨む。27日は札幌への移動前に、午前9時半からヤフオクドームで全体練習。工藤監督は、ストレッチを行うデスパイネと笑顔でコミュニケーションをとるなど、終始リラックスムードで選手の動きを見つめた。「いい形でリーグ戦再開を迎えられる。新たなスタートということで大事になる」。交流戦直前カードでは、楽天に3連敗し3位に転落。それでも得意のセとの戦いで頂点に立ち、首位に浮上した。この勢いを止めず、シーズンを折り返す構えだ。

 前半戦は残り12試合だが、4位日本ハムまでが3ゲーム差以内と今季は混戦状態が続いているだけに再開初戦は特に重要な一戦となる。「3連戦あれば最初に勝つ負けるで大きく変わるし、向こうも勝ちたいという思いが強い。交流戦明けだけど、(初戦は)ガチンコの戦いになる」。先発はリーグ2位の防御率1・96を誇る千賀と、同単独トップ8勝を挙げ、防御率は千賀に次ぐ3位(2・25)の有原。両エースの投げ合いは開幕戦に近い緊張感に包まれることは必至だが、好調な男のバットで有原に先制パンチを見舞い、主導権を奪うつもりだ。

 「(交流戦で)あれだけの活躍をしてくれたので。試合の中で出してもらうのが一番。ベストのオーダーで臨めるようにしたい」。指揮官は明言こそ避けたが、再開初戦は福田を1番で起用する方針だ。福田は「勝った方がV」という23日の交流戦最終戦でも1番に入り、2年連続沢村賞右腕の菅野から先頭打者弾。相手エースの出ばなをくじき、交流戦Vをたぐり寄せた。21日の巨人戦も同点に追い付いた6回に満塁弾。今季はここまで72試合で16試合しかスタメンはなく、代打や守備からの途中出場が主だが、交流戦ではチーム3位の6本塁打、13打点と絶好調を維持している。

 巨人戦はDH制ではなく両助っ人が外野を守ったこともあり福田はプロ初の二塁で出場したが、デスパイネが指名打者となるリーグ戦では本来の外野で出場できることも心強い。福田は「1打席目を大事にしている。甘い球が来たら思い切っていきたい」と、今回も先制パンチへ向けて鼻息が荒い。菅野だけでなく、プロ通算22発の内訳は2発を見舞った日本ハム大谷、オリックス金子千、西、楽天岸、ロッテ涌井とエース級ばかり。「いいピッチャーはワクワクする」。好投手が大好物の1番福田が、首位に立つチームをさらに加速させる。 (倉成孝史)

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