ソフトバンク千賀エース対決粘勝 VS有原制しパトップタイ8勝目

西日本スポーツ

6回2死、日本ハム・宇佐見を投ゴロに仕留めた千賀 拡大

6回2死、日本ハム・宇佐見を投ゴロに仕留めた千賀

6回1失点で8勝目を挙げた千賀 8勝目を挙げモイネロ(右)からウイニングボールを受けとる千賀 千賀の札幌ドームでの登板成績 千賀の年度別登板成績

 ◆日本ハム5-7ソフトバンク(28日・札幌ドーム)

 背番号41はやはり札幌で強い! リーグ戦再開初戦は上位を争う日本ハムと敵地で対戦。千賀滉大投手(26)は相手エースの有原と投げ合い、苦しみながらも6回1失点でしのいで、有原と並ぶリーグトップの8勝目でプロ通算50勝。札幌では6勝負けなしで抜群の好相性だ。交流戦を制したホークスは最後に追い上げられたが、日本ハム戦の連勝を4に伸ばし、リーグ首位をがっちりキープした。

■6回1失点

 苦しみながらも、リーグ戦再開の白星をたぐり寄せた。1点を勝ち越した直後の5回2死一、三塁。千賀は王柏融に対して3ボールとしたが、スライダーでストライクを取り、勝負球となった5球目は高めの147キロ直球。力ない左飛に打ち取ると、小さく何度もグラブをたたいた。

 6回1失点。奪三振は今季最少の5ながら要所を締めて、相手エース有原との投げ合いを制した。その有原に並ぶリーグトップの8勝目。札幌ドームはプロ通算8試合(先発7試合)で無傷の6連勝で、相性の良さは変わらない。それでも、カットボールが不調で球数114にまで増え、4四球を与えた内容に納得できなかった。

 「最低限の投球。野手が点を取ってくれて、勝ちを付けてもらっている。1週間の過ごし方を考えないといけない」

 登板後も表情は硬かったが、育成ドラフト出身では元巨人の山口鉄也以来2人目となる通算50勝に達したことを伝えられ「ほほーん。そんなにですか」と、ようやく表情が和らいだ。

 簡単には崩れない投球を続け、エースの呼称も板についてきた。「摂津さんも引退して、和田さんも(開幕に)いない状況で、自分がやらないといけないと思う」と覚悟を持って臨んだシーズンは、防御率はリーグ2位の防御率1・93、12球団断トツの128奪三振で、投球回98イニングでリーグトップをひた走る。

 交流戦に入る前、和田がヤフオクドームのマウンドで投球練習をした際、千賀は打撃に備えた目慣らしのため左打席に立った。「リリースが見えない。勝てる理由が分かる」。左肩痛から2年ぶりの復活星を挙げた先輩が、日米通算132勝を積み重ねる理由を実感。その技術もさることながら今はチームにおける存在の大きさを感じる。「いてくれるとホッとする」。目指す姿であり、開幕から気を張り続けた右腕のよりどころにもなっている。

 次回は7月4日、目下のライバル楽天との一戦に中5日で臨む。コンディションに問題がなければ、さらに中5日で球宴前最終戦の同10日の西武戦へ。「チームが勝って始まれてよかった」。リーグトップのチームを、球宴までフル回転で加速させる。 (鎌田真一郎)

   ◇    ◇

 モイネロ(3点差に迫られた9回1死二、三塁から登板し、今季3セーブ目)「難しい状況だったけど、気にせずに投げることができた」

PR

PR

注目のテーマ