ファームに期間限定の「生きた教材」/プロ野球番記者コラム

西日本スポーツ

 ど派手な打球音と雄たけびが、筑後の屋内練習場に響いていた。左膝裏の肉離れのため、4月から戦線を離脱している柳田だ。フリー打撃も既に再開しており、現在はスパイクも履いて豪快なスイングを繰り出している。「まだまだですよ。ここからが難しい」と慎重に言葉を選ぶが、着実に戦列復帰への道を歩んでいるのは間違いない。

 先日視察した森ヘッドコーチも「打つ方はもういけるんじゃないか」と安堵(あんど)の表情だった。ただ走ることに関しては、患部への影響がまだ大きいという。そのため打撃優先で調整を進めていく方針だ。

 チームの主力選手。故障でなければ、筑後では見ることができない「生きた教材」だ。フリー打撃ではファームの選手が足を止めて見入る姿が見られる。1軍復帰までの「期間限定」ながら、飛躍を期す若手にとって、日本屈指の強打者が状態を上げていく過程をつぶさに観察できる貴重な時間となりそうだ。 (山田孝人)

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