ついに勝ったソフトバンク高橋純「ゆうのためにも」

西日本スポーツ

 ◆日本ハム4‐5ソフトバンク(29日・札幌ドーム)

 3球団が競合したドラフト1位で入団して4年目のソフトバンク高橋純平投手(22)がプロ初勝利をマークした。3番手で1回2/3を投げて無失点。登板6試合連続無失点と好投した直後の9回に打線が逆転し、待望の勝ち星をつかみとった。

 期待されながら結果を出せず、迎えた4年目。救援で開花した右腕の原動力は“家族”の存在だ。5月21~23日に名古屋であった2軍戦に同行していた高橋純は合間を縫って岐阜の実家を訪れた。10歳の時から飼っていた愛犬「ゆう」の具合が悪く、様子を見るためだった。

 「小学生のころ、少年団の野球の試合に家族がよく連れて来てくれていた。僕にとって家族も同然」。プロ入り後も帰省のたびに会うのが楽しみだった。

 6月6日、ゆうとの別れが訪れた。「最後に一目会えてよかった。ゆうのためにも、もっと頑張らないと」。悲しみを胸にしまい、天国に活躍を届けられるよう懸命に腕を振る。

 両親のフォローも背中を押す。実家が薬局を営んでいることもあり、入団時から定期的に健康食品のクロレラが福岡・筑後の選手寮に届く。「なかなか結果を出すことができなかった中で、ずっと応援し続けてくれた」。1軍で活躍する姿を見せることで感謝の思いを伝えていく。(長浜幸治)

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