平原19度目GⅢ制覇 開設70周年記念中野カップ【久留米】

西日本スポーツ

 久留米競輪のG3「開設70周年記念・第25回中野カップレース」(優勝賞金360万円)は最終日の30日、12Rで決勝戦があり、平原康多(37)=埼玉・87期・SS=が2角すぎからの番手捲りで今年初優勝を達成した。2着は平原マークの木暮安由、3着には松浦悠士が入った。平原の優勝は昨年9月のG2共同通信社杯(高知)以来、G3制覇は昨年5月の京王閣以来で通算19度目となった。6Rの単発レース「S級ブロックセブン」は黒田淳が制した。4日間の車券売上額は51億2703万円(目標52億円)だった。

■ヒーロー

 「久々に、関東ですごくいいレースができました。みんなが役割を果たしましたね」。表彰式から引き上げてきた平原康多は開口一番に“ラインの力”を強調した。関東勢の先頭で思い切り逃げた杉森。平原後位で仕事をこなした木暮。そしてライン4番手を買って出た神山。前後3人の思いを乗せた番手捲りは破格の11秒1。山崎を諦めて自力発動に踏み切った中川にも、横に並ぶことさえ許さなかった。

 前回、G1宮杯は初日に落車転倒。気力を振り絞って決勝には進んだが、最高のパフォーマンスを発揮できず7着に終わっていた。それでも「試行錯誤しながら自分の中で方向性が見えていました。だから、ここで結果が出てうれしいですね」。ケガを負いながらも、立ち止まることなく前へ進む。平原は、まさに理想の競輪選手像だ。

 「前半戦の最後をいい形で締めくくることができました。正直、自分もトシですけど、グランプリに向けてまだまだ頑張っていきたいですね」。梅雨空とは正反対の、さわやかな“康多スマイル”が、関東の絆でつかみ取った一勝の価値を表現していた。(森川和也)

 【決勝戦VTR】前受けは九州勢で、山崎‐中川、三谷、松浦、杉森‐平原‐木暮‐神山、桜井で周回。赤板で杉森が抑え、そのまま打鐘。引いて6番手の山崎は、鐘3半で内から三谷に並ばれたと同時に反撃開始したが、1角で木暮のブロックに遭って後退。中川から山崎後位を奪っていた三谷もともに失速する。中川は2角6番手から自力に転じたが、2段駆けに持ち込んだ平原の後位まででいっぱい。雨が降る中、上がりタイム11秒1を叩き出した平原が押し切りV。平原マークの木暮が2着。中川追走から木暮に切り替えた松浦が3着だった。

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