プロ目指す福岡屈指の好投手 最速146キロ誇る北九州の木村/注目の高校球児

西日本スポーツ

 九州の高校球児情報に精通したアマ野球ウオッチャー「トマスさん」が、丹念な取材でリストアップした好選手を紹介する「特命リポート」-。6日の福岡大会開幕を目前に控えた今回は、最速146キロを誇る北九州の木村仁投手(3年)を紹介します。

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 公立校ながら、近年の北九州は逸材の宝庫といえる。6月の全日本大学選手権で先発したプロ注目の福森耀真(九産大4年)、その弟の秀太(同2年)、福岡六大学の春季リーグ戦で1試合17奪三振を記録した渡辺翔太(同1年)らだ。

 木村が先輩に続く存在となるか。昨夏に観戦した際は、友人のスピードガンで計測した135キロをパンフレットに記した。「(球速が)そんなに出ているの」という印象だったが、今年は春先から「木村を見ましたか?」「いいですよ」と耳にするようになった。

 前述の先輩からの流れを直感し、高稜との練習試合に足を運んだ。初回からダイナミックな投球フォームでバンバン飛ばす投球はすがすがしかった。この日の最速は143キロ。縦のスライダーとのコンビネーションで13奪三振。そのうち、空振りで12三振を奪うなど力でねじ伏せた。

 9回まで危なげない投球でスタミナも抜群。7回の先頭打者に唯一の安打を許したが、ダブルプレーを取って3人で抑えた、この回だけ球威が落ちたようにも見えたが、真実は「守備(の選手)が入れ替わった回だったので、守備陣のリズムをつくろうと内野ゴロを打たせました」。なるほど、笑顔で野手とコミュニケーションを取っており、気遣いもできている。

 現在の最速は146キロ。今夏に目標の150キロを出して、プロを目指すことも明かしてくれた。投球の際に左手のグラブの位置が下にあることが少し気になったが、この点は「夏までこのままでいきます。冬に直します」という。

 1学年上の渡辺がエースだった昨夏は北福岡大会の4強。自分がエースナンバーを背負う今夏は、明るい雰囲気だった先輩たちを超える甲子園初出場を見据える。初戦は7日の中間戦(北九州市民球場)。「新しい歴史を刻みたい」。小学生時代に打ち込んだ空手仕込みの闘争心をみなぎらせた。

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