和田、入団時と変わらぬ球威 唯一の課題/西村龍次氏の目

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西日本スポーツ評論家の西村龍次氏

 ◆ソフトバンク4-1楽天(3日・ヤフオクドーム)

 和田の球威は入団時と変わらないぐらいあった。コントロールも良く、ストライクを先行させて優位な立場で打者を攻めていた。

 真っすぐが良いと、変化球も有効に使える。四死球もゼロ。和田に限らず球数が増えると握力がなくなり、注意力も散漫になって一発を食らうことも多いが、失投もほぼなかった。7回、一発のある主軸を迎え、ウィーラーの打席でこの試合最速の145キロを記録。「最後の回」という意識だったのだろうが、真っすぐで押して3人で仕留めた投球は圧巻だった。

 肩を痛めてからの復帰4戦目で38歳という年齢なら疲労も出てくる。さらに交流戦で優勝を決めた一戦に続く緊迫した試合ながら、今季ベストピッチを見せた。唯一の課題は左打者に対して内側に力のある球を投げていない点だ。6回には茂木に思い切り踏み込まれて左前打された。そんな打撃をさせないために内側をもっと攻めるべきだ。

 和田は勝負どころの試合でゲームをつくることができる貴重な投手だ。相手が好投手だと、より力を発揮するタイプでもあり、日本一に向けた戦いに欠かせない。無理だけはさせたくない。 (西日本スポーツ評論家)

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