バレー女子日本代表・19歳中川美柚 監督から2つの“宿題”

西日本スポーツ

代表活動や今秋開幕のVリーグに向けて思いを語る、久光製薬の中川 拡大

代表活動や今秋開幕のVリーグに向けて思いを語る、久光製薬の中川

6月下旬の佐賀・基山合宿でバックアタックを練習した久光製薬の中川

■12日からU20世界選手権

 バレーボール女子日本代表で5~6月のネーションズリーグに出場した19歳の中川美柚(久光製薬)がこのほど西日本スポーツの取材に応じ、同代表の中田久美監督から二つの“宿題”を出されたことを明かした。レシーブの向上とバックアタックの習得で、12日開幕のU‐20(20歳以下)世界選手権(メキシコ)を通じて技術を高める考え。10月のVリーグ開幕までに克服し、2020年東京五輪の代表メンバーに生き残る決意を示した。

 ほろ苦い経験に感謝した。中川は5月のモントルー・マスターズ(スイス)準決勝のイタリア戦で代表デビューを果たし、ネーションズリーグでは2試合で先発出場。実戦を通じて世界との壁を感じた。「すべて通用せず、悔しさがこみ上げた。だからこそ、前よりバレーボールに対する熱意が高まった」

 中田監督から指摘されたのが、苦手にしているレシーブだ。先発した同リーグ米国戦で第1セットを落とすと、第2セットも相手のサーブやアタックをうまく返せず、9‐16と大きく離されて新鍋理沙(久光製薬)と交代。すると新鍋の堅実なレシーブから攻撃を立て直し、26‐24でセットを取り返した。

 「(新鍋さんは)レシーブの粘り強さが(自分と)違う。スパイクも含めてすべてが安定していた。私には強打とフェイントの見極めも難しかった」。試合後、悔し涙を流していると岩坂名奈主将(久光製薬)から「みんな似た経験をして今がある。焦らず頑張りな」と励まされ、苦手なレシーブの克服を決意した。

 東九州龍谷高時代も相原昇監督から「送りバントをするイメージで」と球の勢いを吸収させるよう指導を受けてきた。12日開幕のU‐20世界選手権は再び相原監督の下でプレー。「粘り強くレシーブする東龍のスタイルになりそう。苦手な部分を高める」。師に教えを請い、同世代の海外勢と戦いながら、守りを磨く考えだ。

 さらにこれまで消極的だったバックアタックも打っていくように、中田監督から求められた。石井優希(久光製薬)や黒後愛(東レ)ら日本代表のアタッカーはほぼ全員が得意だ。「私は体重の乗せ方がつかめず、強い球を打てていない。夏までにできるようにする」と、6月下旬に佐賀県基山町で行われた久光製薬の合宿でも積極的に挑戦した。

 東京五輪まであと約1年。「やっぱり出たい。この1年の努力次第」と自身を追い込む覚悟がある。「Vリーグでも出場機会を増やし、緊張感の中でも自分のプレーができるようにならないと」と代表組が多く在籍する久光製薬でもスタメンに食い込み、国内外の試合で経験値を上げて中田監督にアピールする。 (末継智章)

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