ソフトバンク二保プロ11年目、先発初勝利 千賀の“連勝プレッシャー”に「勝ったわ」

西日本スポーツ

ファンの声援に応える勝利投手の二保 拡大

ファンの声援に応える勝利投手の二保

6回1失点で今季初勝利を挙げた先発の二保 二保の年度別登板成績

 ◆オリックス2―6ソフトバンク(5日・ほっともっとフィールド神戸)

 大型連勝のバトンを見事につないだ。チームが8連勝を飾った試合後。二保は敵地のロッカーで「おまえのプレッシャーに勝ったわ」と胸を張った。相手は「7連勝でつなぎますから」との宣言通り、前日4日に今季9勝目を挙げた同じ育成出身の後輩千賀だった。

 11年目で自己最長の6回を3安打1失点。ちょうど100球の力投で今季初勝利、そして先発ではプロ初の白星を手にした。6回2死三塁では、交流戦首位打者のルーキー中川を内角へ食い込むツーシームで三ゴロ。この試合で最も効果的だった球種で打ち取った。

 今季3度目の先発で、天敵山本に投げ勝つ殊勲の1勝。「気持ちで投げた。変に相手を意識せず、開き直ってストライクゾーンで勝負した。先発で試合はつくれていたけど、やっと喜べます」。過去2試合も4回1失点、5回2/3を2失点と試合はつくっており、今季は防御率2・30を誇る。

 育成ドラフト2位で2009年に入団し、12年にはプロ初先発。15年は主に救援で44試合に登板して6勝を挙げたが、16年の春季キャンプで右肘を痛め、同4月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。その後は長いリハビリ生活も余儀なくされた。

 戦列復帰を果たし、先発投手として投球の幅を広げるためにツーシームを独学で習得した。「動きすぎたり、早すぎたりしたけど、やっと操れるようになった」。キャッチボールで相手に告げずに試投して反応を確かめながら、握りや腕の振りを試行錯誤した。

 中継ぎ時代の球速は140キロ台中盤をマークしていたが、現在は「手術前からモデルチェンジしました」と140キロ前後を低めに集める。「今は結果を出していくしかないけど、先発として欲も出てきた。球数を抑えられたら、もう1イニングいけた」。新たな投球スタイルに自信を深めつつある背番号13は、まだまだ仕事に飢えている。 (鎌田真一郎)

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