J1鳥栖、敵地で“王者”川崎とドロー 5戦ぶり零封

西日本スポーツ

 ◆明治安田生命J1第18節 川崎0-0鳥栖(7日・等々力陸上競技場)

 サガン鳥栖がリーグ王者の川崎に敵地で0‐0で引き分け、勝ち点を17とした。順位はJ1参入プレーオフ圏の16位で前節と変わらない。現役引退を表明したフェルナンドトーレス(35)が2試合連続で先発。前節清水戦に続くゴールはならなかったが、チームは川崎の猛攻を耐え抜き、2試合続けての勝ち点を手にした。

■変わらず16位

 表情に物足りなさが表れた。後半8分、豊田と交代を告げられたフェルナンドトーレスは悔しさを隠せず、ピッチを後にした。「もちろん、常にフルで出たいと思っているので」。敵地で川崎と引き分けて勝ち点1を得たが、現役引退を表明しているストライカーの見せ場は少なかった。

 6月23日に引退会見を開き、同30日の清水戦では今季初ゴールを含む2得点。この試合では強い雨が降る中、技術の高い選手がそろう川崎にボールを支配され、ピンチを招いた。最前線でボールを待ち受けたフェルナンドトーレスは、前半12分にペナルティーエリア内で右クロスを胸で止めてキープする場面をつくったが、2戦連発はならなかった。「(勝ち点)1ポイントを取ったことをポジティブに考えていい」と前を向いた。

 後半戦の初戦でリーグ2連覇中の川崎から貴重な勝ち点1をつかんだ。自動降格圏から抜け出す16位とはいえ、J1残留が厳しい状況は変わらず、金明輝監督も「必要なのは勝ち点3。1では物足りない」と笑顔はなかった。

 試合前、フェルナンドトーレスのスタメン出場が発表されると、敵地の川崎のサポーターからも拍手が送られた。現役最後の試合となる8月23日の神戸戦まで、リーグ戦は残り6試合。貴重な時間にゴールが伴えば、チームの浮上に向けた推進力となる。 (松田達也)

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