ソフトバンク、デスパもマッチも20号 東京のファンと「熱男!」絶叫

西日本スポーツ

2回無死、右越えに20号先制ソロを放つデスパイネ 拡大

2回無死、右越えに20号先制ソロを放つデスパイネ

4回2死、20号ソロを放ち駆けだす松田宣 デスパイネの年度別打撃成績 松田宣の年度別打撃成績

 ◆ソフトバンク8―7西武(8日・東京ドーム)

 連勝は「9」でストップしても、助っ人のバットが打線の勢いを止めなかった。2回。先頭のデスパイネが1ボールから高橋光の投じた外角高め直球を振り抜いた。高々と舞い上がった打球は「チャンピオン奪Sh!(ダッシュ)ブルー」に染まった右翼席へ。ロッテ時代から4年連続となる20号ソロで先制点をたたき出した。

 「しっかり仕留められた」。ベンチ前では満面の笑みで「デスパポーズ」だ。試合前時点でグラシアル、松田宣とともに19本塁打で並んでいたが、4番としてチームトップで今季20号に到達。7日のオリックス戦では終盤の痛い逆転負けで6月23日から続いていた連勝が「9」で止まったが、そのショックを吹き飛ばした豪快な一発は、打線を勢いづけた。

 1点リードの3回には、甲斐と上林の下位打線コンビの連打でチャンスをつくり1点を追加すると、続く4回にはデスパイネに先を越された松田宣が黙っていなかった。2死走者なしで高橋光に2球で追い込まれたが、5球目の内角高め直球を体を素早く回転させジャストミート。打った瞬間に柵越えを確信したように左手でバットを高く掲げながら打球の行方を見つめると、美しい弧を描いた白球が左翼席に吸い込まれた。

 「追い込まれてましたがうまく反応できました。東京の鷹の祭典で熱男をしたかったのでできて良かった」。チーム一番乗りこそデスパイネに譲った20号ソロで、貴重な追加点を奪うと「鷹の祭典」に集結した東京のファンと「熱男!」を絶叫した。5年連続20号到達は、チームの福岡移転後では松中信彦、城島健司に続いて3人目。南海時代にも野村克也、門田博光の2人しか記録しておらず、また一つ強打者の勲章を手にした形だ。

 この日は、ここまで3割台中盤の打率と19本塁打で打線をけん引してきたグラシアルが、3三振を含む4打数無安打と珍しく沈黙した。グラシアルは球宴後に、キューバ代表に加わるため約1カ月間離脱する。デスパイネと松田宣の20号そろい踏みは「グラシ不在」の不安をかき消す貴重なアベック弾となり勝利を呼び込んだ。 (倉成孝史)

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