初実戦スチュワートをコーチ絶賛「末恐ろしい19歳」

西日本スポーツ

 鮮烈なジャパンデビュー! 新外国人のカーター・スチュワート投手(19)が9日、九州三菱自動車との3軍交流試合(タマスタ筑後)で来日後実戦初登板を果たし、先発で2回を被安打1、2奪三振の無失点で好投した。MAX98マイル(約158キロ)右腕は、この日最速151キロをマーク。米大リーグのドラフトで昨年1巡目指名を受けながらのホークス入りで注目を浴びる男が、まずはその肩書がだてでないことを示した。

 太平洋を渡った豪腕19歳が1球でその力を垣間見せた。初回2死三塁で迎えた4番打者への3球目。この日最速の151キロを外角低めに投じ、空振り三振を奪った。「ランナー三塁だったので、しっかり投げようと力を入れた」と満足顔だった。

■2回1安打2K

 米国で5月1日に大学の試合で投げて以来約2カ月ぶりの実戦。「ちょっと体が疲れて、張っているところもあった」と体調は決して万全ではなかった。試合開始1時間前から約20分間強い雨が降り、グラウンド状況も良好ではなかった。初回先頭打者に左中間二塁打を浴びたが、スチュワートは焦らない。続く打者2人を球威で押し込んで右飛に仕留めると、4番の三振でピンチを切り抜けた。

 2回も落ち着いて2死を取ると、7番打者には149キロ直球を外角低めに投げ込み空振り三振を奪った。予定の2回を24球で投げ終え、笑顔でベンチに下がった右腕は「最速が140キロじゃなくてよかった」とジョークを飛ばしながら「今日は9割くらいの状態だった。投げるたびにどんどん球速も上がっていくと思う」と自信を口にした。

 球速に注目が集まりがちだが、この日は直球のほかツーシーム、カーブ、スライダー、チェンジアップと全球種を投げて四死球ゼロ。「もともと多くの球種をまんべんなく投げるスタイル。両サイドを使って球数を少なくバッターをアウトにするのが自分のスタイル」と総合力の高さも見せた。投球を見守った田之上3軍投手コーチも「投げ始めでまだまだアクセルを踏んでない状態でも、あれだけの球が投げられる。制球もまとまっているし、末恐ろしい19歳」と絶賛した。

 次回登板は17~19日の3軍関西遠征(17、18日にオリックス2軍、19日に独立リーグ兵庫と対戦)となる見通しで、4回60球程度が目安となる。「投内連係やサインプレーも入ってくるし、そこに気を付けたい」と課題を自覚し「将来的には1軍が勝てるよう、手助けができるようないい選手になりたい」と誓った。日本の筑後で始まったプロ野球人生。まずは順調に滑り出した。 (長浜幸治)

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