ソフトバンク和田が緊急降板 下半身に違和感「次の投手に申し訳ない」

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク3-7西武(10日・ヤフオクドーム)

 ドームがざわついた。2点リードを追い付かれた直後の5回2死一、二塁、和田が外崎への2球目に投げたチェンジアップはベース前でバウンドした。直後、左腕はマウンドの前で左股関節付近をポンポンとたたき、内転筋を伸ばすような動きを見せる。異変を察し、ベンチからは倉野投手コーチが慌てて飛び出した。治療のためベンチに引き揚げた左腕が再びマウンドに戻ることはなかった。

 工藤監督は「4回から下(下半身)の張りがあったみたい。大事を取って」と交代理由を説明。「投げたい思いはあったけど…」と悔しさをにじませた和田は、降板後もベンチから戦況を見守った。

 この緊急事態に急きょブルペンから出てきたのは3年目の右腕田中だった。今季初登板。走者を背負い、さらに1ボール1ストライクからの勝負は過酷だった。追い込みながら、外崎に高め直球をはじき返された。右翼フェンス直撃の勝ち越し2点三塁打。西武打線の餌食になった。

 「あんな形で降りて、次の投手に申し訳なかった」。わびた和田の前半戦最終登板は4回2/3、4失点で2敗目。「球のキレは良かったけど、空振りが取れても、こういう結果だと…」と声を落とした。

 好調だっただけに、悔やまれる。初回先頭の秋山に右前打を浴びたが、その後は4回まで安打を許さず、毎回の6奪三振でゼロを並べた。最速146キロ。4回の外崎、山川の空振り三振と、中村の右飛は、いずれも直球勝負だった。

 それが一転、5回1死から今季本塁打ゼロの7番岡田に左翼テラス席へ運ばれると、2死となって9番木村にも外角球を捉えられ、右翼ポール際に飛び込むソロ。下位打線で一気に同点とされていた。

 左肩痛から復帰を遂げ、2勝2敗、防御率3・67で前半戦を終えた。「今日も5回も投げられず、自分の中では物足りない」。厳しい表情から、後半戦に巻き返しをかける決意がにじみ出た。 (鎌田真一郎)

 

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