やや疑問残る起用 勝敗分けた5回の継投/秋山幸二氏の目

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西日本スポーツ評論家の秋山幸二氏

5回2死一、二塁、外崎に2点三塁打を浴びた田中

 ◆ソフトバンク3-7西武(10日・ヤフオクドーム)

 和田は4回まで本当に良かった。岸と投げ合った前回登板の楽天戦以上の出来だったし、真っすぐが速かった。山川ら右打者は内角の真っすぐを空振りしていたし、ほとんどが振り遅れていた。それが5回に岡田に真っすぐを打たれたことで少し変わってしまった。

 岡田の一発のショックもあったのだろう。甲斐の配球も変化球が増えたし、バッテリーが急に弱気になった印象も受けた。あれだけ真っすぐに力があったんだから、それまでのように力で押しても良かった。そこはもったいなかった。

 結果的には投手交代が勝敗のポイントになった。5回は和田がアクシデントで降板し、走者が2人残る状況。今季初登板の田中には難しい場面だった。彼のような若い投手はまず走者がいない場面で自信を持たせ、段階を踏んだ上で投げさせたかった。その点でやや疑問が残る起用だった。

 黒星での締めくくりとなった前半戦だが、これだけ主力にけが人が出て、2位に7ゲーム差をつけたのはすごい。ベテラン勢がチームを引っ張り、若い選手も適材適所でしっかり結果を出した。後半戦も一試合一試合を積み重ねていってほしい。 (西日本スポーツ評論家)

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