九産大九州、雪辱8回コールド 右横手投げのエース好投

西日本スポーツ

3回、古本の先制打に大喜びする九産大九州ベンチ 拡大

3回、古本の先制打に大喜びする九産大九州ベンチ

沖学園を8回2失点に抑えた九産大九州・恒吉 九産大九州-沖学園の試合結果

 ◆高校野球福岡大会2回戦:九産大九州9-2沖学園【8回コールド】(10日・小郡市野球場)

 先輩たちの悔しさを知る後輩たちが、1年後に喜びをつかんだ。9‐2、8回コールド勝ち。昨夏、南福岡大会決勝で沖学園に0‐1の惜敗。2安打に封じられた九産大九州が、効果的な9安打を集めて快勝した。

 「生徒たちは(雪辱を)あまり意識していなかったようですが、私は心の中で絶対にリベンジしたいと思っていました。よくやってくれた」。森崎哲哉監督が抽選決定からの思いを素直に言葉に表した。指揮官には“意識していない”と映ったのだろうが、選手たちも雪辱の思いは強かった。

 現チームで昨夏のベンチ入りは4人。決勝では出場機会がなかったものの、先輩たちの涙は忘れられない。3回に6安打と2死球、相手投手のボークなどもあって一気に6点を奪取して流れを引き寄せた。先制の右翼線適時二塁打を放った古本悠弥(2年)が「去年ベンチで先輩たちが悔しがるのを見て、借りを返してやろう、と思っていました」と二塁ベース上でガッツポーズだ。

 森崎監督が「ゲームをつくってくれた」とたたえたのが右横手投げのエース恒吉幸司(3年)。5回2死から初安打を許すが、24アウトのうち15アウトがフライだった。スライダーで泳がせつつ、直球で詰まらせる、うまいピッチング。今春の福岡大会終了後に上手から横手に変えて「腕が振れるようになりました」。恒吉は今大会突入までの練習試合などで32イニング連続無失点。その好調さを維持して初戦に臨んだ。

 「抽選が決まって去年のリベンジと思っていました。うれしい部分もあるけど、まだまだこれから」。一つの目標は果たした。エースは頭の中を切り替えて、頂点を目指す。 (森本博樹)

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