ソフトバンク奥村、2軍戦で大荒れ 久保コーチ「豪快さだけではプロ通用しない」

西日本スポーツ

8回に登板し1イニング1失点の奥村 拡大

8回に登板し1イニング1失点の奥村

 ◆ウエスタン・リーグ オリックス7-4ソフトバンク(10日・オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 開幕直後の右肘痛でリハビリ調整が続いていたドラフト7位ルーキーの奥村政稔投手(26)が10日、ウエスタン・オリックス戦(オセアンバファローズスタジアム舞洲)で8回の1イニングに登板した。ファームで2試合目の復帰マウンドだったが、1イニングを1安打1失点。6日の広島戦でも、打者7人に対して、被安打4、2四死球と大荒れだった。豪快なオーバースローでアマ時代には最速154キロをマークした右腕だが、この日は144キロ止まり。2試合続けて結果が出ず「まだしっくりきていない」ともがく日々が続いている。

 社会人の三菱日立パワーシステムズから26歳でのプロ入り。妻子もいるオールドルーキーは開幕1軍入りを果たし、中継ぎ8試合で3ホールドをマークした。しかし右肘痛のため4月20日に2軍へ降格。その後、ヤンキース・田中将大も受けた、自らの血小板を患部に注入するPRP療法で「肘の痛さや怖さはなくなった」というが「いつもより腕が振れていない感じはありますね」と打ち明ける。この日は2死から四球を与え、続く小田に、得意のシュートが「曲がらなかったですね」と右中間へ三塁打を運ばれた。

 久保2軍投手コーチは「(開幕当時の)豪快さだけではプロは通用しない。駆け引きとか見せ球とか、空振りを取れる球とか、もう一つ(上の段階に)いかないときついよね」とピシャリ。ただ、その厳しさはまさしく、高い期待の裏返しだ。「ここからが難しい。でもここからです」と久保コーチ。奥村も1軍投手陣が苦しくなってくる夏場以降をにらんでいる。「結果が出ないと、焦る気持ちもありますけど…。その頃にはしっかり投げられるように、結果を残していきたい」と自分に言い聞かせるかのように誓った。 (喜瀬雅則)

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