女子組手50キロ級宮原、五輪へ再加速 空手アジア選手権19日開幕

西日本スポーツ

アジア選手権で優勝を目指す宮原美穂 拡大

アジア選手権で優勝を目指す宮原美穂

「結果を残したい」と語る宮原

 19日に開幕する空手のアジア選手権(ウズベキスタン・タシケント)で女子組手50キロ級の宮原美穂(帝京大職)=福岡市出身=が2連覇を狙う。昨年の世界選手権を制し、来年の東京五輪での活躍も期待されるが、今年は故障などの影響もあり、国際大会未勝利。アジア一の座を確立して五輪へ再加速する。

 2020年の頂点へ、宮原の再出発は中央アジアでの闘いから始まる。昨年のアジア選手権は僅差の試合をしぶとく制して頂点に立った。世界女王となって臨む今年は、周囲に「格」の違いを見せたいところだ。

 「アジアは勝ちたい。昨年は接戦だったけど、今年は圧倒的というか『違うな』と言われるような内容で勝ちたい」

 昨年3勝を挙げた世界最高峰のプレミアリーグで、今年はまだ優勝がない。初戦だった1月のパリ大会こそ2位だったが、出場2戦目の4月のラバト(モロッコ)大会は初戦の2回戦で敗退。6月上旬の上海(中国)大会は左太もも裏の故障で棄権した。

 昨年末に股関節を痛め「けがをしないこと」が第一目標。ケアや可動域を広げるトレーニングにこれまで以上に時間を割くようになった。上海大会後は本格的な稽古を約1週間できなかったが、サンドバッグに打ち込むなど、上半身のトレーニングに重点を置いた。

 進むライバルたちの研究にも対策を講じている。体のバネを生かした攻撃的なスタイルで勝利を重ねてきたが、出ばなを狙われ、カウンターで得点を許す場面が増えた。「勢いだけでは通用しない。逆に焦って空回りしてしまう」。間合いや駆け引きを考え、攻めの引き出しを増やしている。

 東京五輪まであと約1年。「早いですね…。まずは今年1回優勝したい。試合に出られる時に出て、結果を残さないと」。女王のプライドをにじませた。 (伊藤瀬里加)

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