元ソフトバンク川崎氏現役復帰 「選手9割」台湾で兼任コーチ 

西日本スポーツ

味全の魏鷹充・董事長(左)らと記念写真に収まる川崎宗則氏(中央) 拡大

味全の魏鷹充・董事長(左)らと記念写真に収まる川崎宗則氏(中央)

現地メディアから「カワイイポーズ」「カッコイイポーズ」とリクエストされ、苦笑する川崎宗則氏 ホークス時代の川崎氏

 【台北・森淳】福岡ソフトバンクや米大リーグで内野手として活躍し、昨年3月に福岡ソフトバンクを退団した川崎宗則氏(38)が13日、現役復帰を表明した。台湾プロ野球(CPBL)味全の「客員コーチ」として台北市内で記者会見。役割について「選手9割、コーチ1割」と選手に重きを置くことを明かした。所属事務所も選手兼コーチでの仮契約を発表。8月に本契約し同月にキャンプイン予定で、10月末にも対外試合出場の可能性がある。

■2人の友人が導く

 かげろうが燃えていた。超高層ビル「台北101」に程近い、しゃれた雰囲気の商業ビル。一角のミニシアターにスーツ姿の川崎氏が現れた。客員コーチ就任にあたり、ファン約200人も招いた会見。「選手として9割、コーチとして1割でやりたい」と宣言した。コーチとしての1割も「聞かれたら教えます」程度。実態は先輩選手だ。

 昨年3月にソフトバンクを退団。自由契約となったが、体調不良で引退の意思を示していた。今は「体調75パーセント」。そう言っておいて「でも一番いいプレーをできるときは73パーセント。問題ない」と出場に自信を見せる。

 勢い任せの言葉でもなさそうだ。まず体格。一昨年のホークス復帰時に75キロだった体重は、一時62キロしかなかったが、療養を経てダルビッシュ(米大リーグ・カブス)にサプリメントなど栄養面について相談。現在は80キロに乗せている。

 今年3月に現役を引退したイチロー氏との練習に加え、昨秋から福岡市内のグラウンドで練習を継続。150キロ設定のマシンに通常より近づき、体感160キロ超えの球を打って慣らしてきた。懸案らしい懸案は試合勘。私生活では4月に第3子の次女が誕生した。

 新しい土地へ導かれたのは「『台湾で野球あるよ』って教えてくれた友だち2人のおかげ」と言う。「普通の人なんで」と名は伏せた。「いろんなことがあって簡単ではなかった」。味全のオファーは今月に入ってから。それまでの紆余(うよ)曲折がうかがえる。

 一度CPBLを脱退した味全は、6月に20年ぶりの復帰が決まったばかり。「(球団の)新しくつくり上げていく気持ちと、歴史のあったチームを復活させたい気持ちがすごく伝わった」。来季は2軍からの参入で、1軍は2021年から。「それでもやれるのかを聞かれて『ぜひやらせてくれ』と。縁があってタイミングがバッチリ合った」。縁は恩師のホークス王会長がよく口にする言葉だ。

PR

PR

注目のテーマ