この日の甲斐野に満塁策は「?」/藤原満氏の目

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西日本スポーツ評論家の藤原満氏

 ◆ソフトバンク2―3日本ハム(16日・ヤフオクドーム)

 甲斐野は力むと球が抜ける悪い癖が出た。スライダーも投げるが、基本線は真っすぐとフォーク。真っすぐがコントロールできない状況では苦しい。

 9回1死二、三塁でホークスベンチは代打杉谷の申告敬遠を選択した。1点を争う試合展開で、守りやすさを重視して満塁策をとることはよくある。ただ、この日の力んでいた甲斐野では、正直言って押し出しが怖いと思って見ていた。

 その後から素晴らしい真っすぐがいき、2死からの代打宇佐見にもいい球を投げていたが、うまく見極められ、恐れていた押し出しとなった。満塁策は工藤監督の勝負手だと思う。ただ結果的に無安打で決勝点を献上したのは、あまりにも痛い。甲斐野はとにかくいい経験を積んだと思うこと。救援の投手だけに、先発以上に気分転換が大切だ。

 間もなくグラシアルが抜ける。打線が固定されていない上に、打率3割台、20本塁打の選手がいなくなるから、この先は点を取ること以上に失点を防ぐことが重要になる。今回は牧原の失策から追い付かれ、甲斐野の与四球から勝ち越された。無駄な走者は出さない。いつも以上に肝に銘じてほしい。 (西日本スポーツ評論家)

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